犬越路探訪


2001年 10月20日(土)

たかぴさんが、インターネットの通販でバッテリーを格安で販売している店を見つけた。 それに便乗して、自分の分も発注してもらっていた。 そのバッテリーが届いたというので、受取りに行くことになった。 待ち合わせは、府中のマクドナルドに朝の09:00。 ついでに、そのまま宮ヶ瀬湖と犬越路まで行くことにした。

府中街道は渋滞するので、余裕をもって07:30には家を出る予定だった。 しかし少し遅れてしまい、出発したのは07:45。 所沢までは幹線道路を避けて、裏道を行く。 途中で400VNとすれ違う。 市内ですれ違ったのは初めてだ。
 さすがに土曜日とあって、所沢で渋滞にあうこともなく、都道16号線(府中街道:府中所沢線)に入る。
 待ち合わせの時間前に余裕で到着できると思ったのもつかの間、やはり東村山で渋滞になる。 まだ時間に余裕はあるが、焦ってくる。 それでも新青梅街道との交差点を抜けてからは、クルマが流れ始める。
 08:45 ブリジストンの工場前を通り過ぎて、マクドナルドの手前で信号待ちをしていると、向かい側から 600VRに乗った たかぴさんが走ってきた。

挨拶もそこそこに、バッテリーを受け取る。 代金とお礼代りの粗品を渡していると、いきなり赤いライダース・ジャケットを来たおばさんが割り込んできた。

 きょとんとする我々におばさんは、「走行中にバイクのエンジンが止まってしまった。オイルランプが点灯していて、エンジンが掛からない。近くまでバイクを押してきた。助けてほしい」と訴えた。
 そこで、たかぴ氏はおばさんのバイクを調べに行くことになり、自分もバッテリーをバッグに積んでから二人の後を追った。

おばさんのバイクは、HONDA CB400SuperFourだった。 自分のバイク(HONDA Xelvis250)が動かなかったので、ご主人のバイクで出発したら停まってしまったらしい。 大病をした後で、検診の為に病院に行くところだという。 50歳を過ぎていると言っていたが、大したご婦人である。
 肝心のエンジン停止の原因だが、ガソリンコックが閉になっていた。 キャブレター内のガソリンが無くなってエンジンが止まったらしい。 スターターの使い過ぎでバッテリーの電圧が下がっていたので、たかぴ氏が押し掛けでエンジンを始動させた。
 思わぬハプニングだったが、バッテリー・ミニOFF会にふさわしい(?)出来事ではあった。

朝食を兼ねて、マクドナルドで一時間ほど談笑した後、出発することにした。 宮ヶ瀬湖に向かう自分の為に、たかぴ氏が途中まで道案内してくれた。 助かりました、たかぴさん。
 都道17号線→14号線(東八道路:新宿国立線)→18号線(府中町田線)で多摩川を渡る。 さらに都道41号線(稲城日野線)→20号線(府中相模原線)と走り、鑓水でR16に入る。 橋本駅南口でトイレ休憩。 飲み物とリポDを買う。
 R413に入り、久保沢交差点で神奈川県道511号線(大井上依知)に入る。 小倉橋を渡った所で、県道510号線へ。 小倉橋と並行して大きな橋が建設中だった。 県道510号線は、適度なアップダウンもあって楽しめる道だ。 R413よりずっといい。

串川橋でR412に突き当たる。 右折してしばらく走り、関交差点から県道513号線(鳥屋川尻線)へ。 そのまま県道64号線(伊勢原津久井線)に合流して宮ヶ瀬湖へ。

 11:50 宮ヶ瀬湖の北端、鳥居原ふれあいの館(09:00〜17:00、火曜休館)に到着。
 好物の茹で落花生(冷凍)を発見。でも、帰宅するまでに融けてしまうので買わなかった。

宮ケ瀬湖は、宮ケ瀬ダム建設によって出来た、比較的新しいダム湖だ。 早戸川、中津川、川弟川の3つの河川が流れ込む。 ダムから流れ出た中津川は、厚木市街で相模川に合流する。

 静かでのんびりした良い所だ。 ポカポカ陽気で、昼寝したくなってくる。

 湖の奥に見えるのが、やまびこ大橋

右手に虹の大橋が見えた。 気分良さそうな橋だが、走ってみると欄干に高いフェンスがあって眺望はほとんどない。 安全の為の措置だと思うが、もう少しなんとかならないものだろうか。

湖畔へと降りる階段。 遊覧船乗り場もある。 湖に突き出しているのが、岬の展望台。

虹の大橋を渡り、ビジターセンターの前を素通りする。 やまびこ大橋の手前で右折して、県道70号線(秦野清川線)へと入る。
 湖畔沿いの道は片側1車線の立派な道だったが、中津川を溯り始めると急に道幅が狭くなり、切り通しなども現れる。

杉木立で、ゼブラ模様になっていた。

中津川という川は、日本に何本くらいあるのだろうか。 名前の由来など、つらつら考えつつ走る。

宮ヶ瀬湖からヤビツ峠までは、思っていたよりも距離があった。 離合不可区間が散在し、対向車も多いので気を遣う。 湧水と土砂で路面が汚れていたりもしたので、精神的に消耗してしまった。 難易度高い。

ヤビツ峠にて(標高761m)。 ハイカーの姿も多かった。

眼下には秦野市街が広がる。

菜の花台展望台にて休憩。 夜は夜景が綺麗だろう。

 展望台からの下りで、2台のバイクと一緒になった。 カップルのようだったが、何故かナンバーは練馬と名古屋。 名古木でR246にぶつかった所で、東京方面へ行く遠距離恋愛カップルと分かれて、御殿場方面へと進む。

秦野市を抜けるまでは信号も多く時間が掛かったものの、松田町から東名道と並行して走る区間はペースが上がる。
 清水橋交差点で、県道76号線(山北藤野線)へ。 道の駅 山北で肉まんを食べる。
 道幅の広い川沿いの道を登っていくと、丹沢湖に出る。 さらに北上していくと、ところどころで離合不可区間が現れる。
 ひょいと上を見上げたら、杉の巨木が立っていた。 あわててバイクを停める。 ツーリングマップルを確認すると、箒(ほうき)スギとあった。

オートキャンプ場などもあり、釣りやバーベキューを楽しむ人も多かった。

西丹沢自然教室の前を過ぎる。 左側に立っている標識には、「ここより林道」。

他所様のHPでも見たことのある、犬越路隧道への上がり口に到着。 舗装は悪くないのだが、落石が散乱している。

200mほど行った所でゲートが閉まっていた。 最近出来たのか、まだ新しいゲートだった。

情報によれば、犬越路隧道を抜けてゲートがあるという事だったのだが... 鍵は掛かっていなかったが、ここから先へ行くのは断念して引き返すことに。

HPでも見た、「これより5.4Km先 通行止 津久井方面への通り抜けは出来ません」という青い看板は、支柱だけを残して無くなっていた。 やはりゲートが新設されて、もう犬越路隧道へは行けなくなってしまったのだろう。

丹沢湖。 静かな湖畔だ。

R246へ戻り、さらに西へ。 静岡県に入る。 伊豆からの帰りに通った明神峠と三国峠を通って帰ろう。 トンネルの手前で、静岡県道147号線(山中湖小山線)へ。
 明神峠の入り口に、通行止めの看板が立っていた。 写真を撮っていると、クルマが走り抜けていったのだが、看板に気が付いて引き返してきた。
 看板を良く見ると、通行止めの期間は10/22からと書いてある。 駄目なら引き返えせばいいのだし、構わず登っていく。

路面のブラックマークは相変わらずだが、まだ日が高く霧も出ていないので、前回とはだいぶ雰囲気が違う。
 県境付近は勾配がきつくて、離合が難しいほど道幅が狭い。 今回の改良工事は、その辺りが対象らしい。 工事は来年の3/31まで続く。

明神峠を上り切った後、神奈川県との県境一歩手前を走り、明神峠と三国峠のほぼ中間点で神奈川県に入る。

県境付近にあった標識。

この辺りは神奈川県内。 三国峠で山梨県に入る。

三国峠では、山中湖側から登ってきた大学の自転車部の面々が休憩していた。 停まらずに、そのまま山中湖へ下って行く。
 太陽は富士山の真上にあり、あと1時間もすればきれいな夕陽が見えるだろう。 三脚を立てた沢山のカメラマンが来ていた。 富士山も良いが、一面すすきに覆われた山も美しい。 風になびくすすきが、徃く秋に手を振っているかのようだ。

山中湖からR413で山伏峠を越えて、道の駅道志を過ぎた所で山梨県道24号線(都留道志線)へ左折。 この道は交通量も少なく走り易くて、とても楽しい道だった。

都留市街でR138に入る。 ここからR20までは流れが悪い。 前を走っていた軽自動車の後席に、小さな子供が3人乗っていた。 その内の一人が、こちらをじぃ〜っと見ているので、気まぐれに手を振ってみた。 最初はきょとんとしていたが、喜んで手を振り返してくれた。
 そのうち三人が手を振るようになった。 最初は面白半分で手を振り返していたのだが、キリがないので、信号待ちで前に出た。 ごめんね。
 一旦R20に入り東京方面へ進んだ後、R139(松姫街道)へと左折する。 難所に備えてリポDを飲んでおく。 桂川を渡っていきなり急な登り。昔はこの岩山の上に城があったらしい。 道の脇に、巾1車線しかないトンネルの跡が残っていた。

途中、県道50号線と合流する手前では軒先国道となってしまっている。 やたらと道端にガードマンが立っていて赤棒を振っている。
 道路工事でもないのに不審に思っていたら、大規模なダム工事が行われているようだ。 大きな橋が架かっていたが、まだ通れなかった。
 工事現場を過ぎて、道は次第に高度を上げていく。 断崖にへばりつくような道を延々と登っていった後、ついに標高1250mの峠に到着した。 真っ暗な中、峠の碑の写真を撮る。
 まだここから奥多摩まで30km以上ある。 セルフで給油してあるのでタンク容量一杯を使い切れるが、途中でリザーブに入るかもしれない。

青梅の手前で、エンジンに微かな変調を感じる。 トリップメーターは290kmを指していた。 走りながらガソリン・コックをリザーブに切替える。 
 入間のセルフで給油。 313kmだった。 目一杯入れたが、なぜか14Lしか入らない。 まだリザーブではなかったのだろうか?
 最近ガソリン価格の低下が著しい。 一週間前に、大弛峠からの帰りに入れた時は、\89/Lだった。今回は\87/Lだった。


犬越路隧道まで行けなくなってしまったのは残念であるが、こればかりは仕方がない。 年に一度でも良いから開放して欲しいものだと思う。

山梨県道24号線や松姫峠など楽しい道も通れたので満足。 特に松姫峠へは、明るい時間帯にまた行きたいと思う。 冬季閉鎖らしいので注意したい。The End.