2000年 8月 18日(金)

今日は最終日であると同時に、文字どおり最後の山場である”乗鞍越え”を決行する日でもある。
AM8:00 富山駅前にて。

富山に路面電車が走っているとは知らなかった。 下関の隣の北九州市でも、昔は路面電車が走っていたので、とても懐かしかった。

R41で高山を目指す。 目の前に連なる山々を見て、あの中へ入っていくのかと思うと、期待と不安が入り混じる。

神通川の巨大な堰。 笹津を過ぎたあたりだと思う。

R41と並行して走っている、高山本線の鉄橋。

猪谷から、神通川は高原川と名前が変わる。
山高く、谷深いところだ。 冬に来たらどんな景色になるのだろうか。

神岡でR41に別れを告げて、R471に入る。 神通川のイタイイタイ病を生み出した、神岡鉱山はここにある。
写真にあるような大型車が多いので、追い越しをアタックするもなかなかうまくいかない。

平湯温泉でR158に合流。 いよいよ乗鞍スカイラインである。 まずは展望休憩所まで。 携帯の電波が届くので、メールを打てる。 料金所には長いクルマの列が。 諦めてここで帰ってしまう人もいるようだ。 バイクは別に誘導してくれるので、クルマと一緒に並んでないで料金所の傍まで行ってみよう。
登っていくと、だんだんと樹木が少なくなり、霧というより雲の中に入っていく。 人の来るところではないような気がしてくる。

畳平手前から長い渋滞の列が続く。 おまけにクルマを降りて路肩を歩き出す人もいるので、危なくてスリ抜けも出来ない。 仕方なく反対車線をぶっ飛ばすことにする。

畳平にて。 一番高い所は2,715mだそうだ。 写真を撮って、そそくさと県道84号線をくだって降りた。 滞在時間は3分くらいだったろうか。 ここでフィルムが尽きたので、この後は撮影していない。
松本I.C.から長野自動車道に乗り、岡谷JCTで中央道に入る。 そのまま八王子まで行くつもりだったのだが、R16の渋滞を考えると気が重くなってくる。 甲府付近で冰(ひょう)に降られつつ、一宮御坂I.C.で下りてR140へ。 まだ通ったことのない狩坂トンネルを通り、秩父経由で帰ることにする。
R140に入った頃からポツポツ降り出した雨は、次第に本降りに。 ここまで天候に恵まれてきたのに、最後になって降られるとは。 カッパを持たないので、薄手のウインドブレーカーを着てみたが、当然ながら役に立つどころか肌に張りついて気持ちワルイ。
それでもR140を登っていくうち、雨は小止みになってきたのだが、今度はだんだん寒くなってきた。 疲労と相俟って眠くなってくる。 狩坂トンネルはとても長いが、新しいので広くて明るい。
秩父を通過したのは17:00頃。 ここから先は勝手知ったるR299だ。 狭山まであと少し。 逸る気持を抑えてスロットルを開けた。
記録を取っていないので正確ではないが、帰ってからオドメーターを確認したら、今回の帰省で2,800km近くを走った計算になった。 下関では市内を少し走っただけで、遠出はしていないので、2,800kmのほとんどを4日間で走ったということになる。 日本地図に軌跡を描けば、福知山で交差する八の字状になるだろう。
この文章は、帰省から丸一年経った夏に書かれている。 一年も前のことなのでさすがによく思い出せない部分も多いが、写真を見返しているうちにその時のディテールが蘇ってくる。
帰ってきて「大変だった、疲れた」とは思ったが、もう二度とやらないとは思わなかった。 今年の夏は嫁と新幹線で帰省したが、来年は再びバイクで帰りたいと密かに思っているのだった。![]()