MandP(英国)から個人輸入。
トラン用のフォーク・スプリングといえば、WPが知られているが、ライコやNAPSにも置いていない。
Deti's W3 Pagesでは他にWirthやProgressive Suspensionが紹介されているが、LASER ProDuroを注文した英MandPで、Hyperproを取り扱っていたので、FRとRRのスプリングがセットになったコンビ・キットを注文してみた
ちなみに、ライコの店頭にあった資料には、トラン600(PD06)用が載っている。 価格は他の機種と同様、コンビ・キットが\35k。 MandPでは123.4ポンド(\21k)だから、送料を考慮に入れても安くあがったと言える。
ダンパーからスプリングガイドを外すと、ダンパー表面に磨耗の跡が。 スプリングガイド内に泥水が入って擦れたらしい。 スプリングガイドから露出している部分は錆が浮いている。 これはオイルストーンでこすり落とした。
スプリングガイドも内面がかなり磨り減っていた。 今回はそのまま流用したが、もしスプリング交換を行うならスプリングガイドCOMP.(52458-MV1-701)とダストシール(52457-KB7-003)を発注しておいたほうが良いと思う。
Hyperproのスプリングをセットしようとすると、スプリングシートC(52459-KB7-003)と干渉してしまう。 スプリング内径が若干小さいようだ。 パーツリストを見ても、スプリングシートCは600V用と共通なのだが。
仕方なくスプリングガイドからスプリングシートを外し、スプリングに入るところを金ノコで落とすことに。
次はフォーク・スプリングの交換。 ノーマルのスプリングと比較してみる。
| |
ノーマル |
Hyperpro |
| 線径 |
φ4.7 |
φ5.1 |
| 外径 |
φ35 |
φ34 |
| 自由長 |
572mm |
591mm |
| 巻き |
不等長 |
不等長 |
| 油面レベル |
125mm |
175mm |
| オイル粘度 |
ウルトラ10号 |
Hyperpro20号 |
写真でもわかるように、Hyperproの方が線径が太くてピッチが詰まっている。 油面レベルが低いのはそのせいかもしれない。 20号のオイルというと相当硬いように思えるが、他のメーカーでいうと15号位ではないかと思う。
交換作業のほうは通常と同じなので割愛するが、スプリングが長くなっているので、フォークボルトを締めるのに少し手間取った。 元から入っているスペーサー(長さ40mm)はそのまま使用した。
作業が終わって跨ってみると、「うっ、踵が着かない...」。 身長180cm、体重(乾燥)78Kgあるので、以前なら踵がピッタリ着いたのだが、サグが少なくなった結果、足着き性が悪くなったようだ。
交換して既に800km以上走ったが、速度を上げるほど安定感が増すように感じる。 特に、一定のバンク角を維持して旋回するときなど、以前ならフラフラしていたのがピタッと決まる。 グルーブ路面でのRRタイヤの接地感が増して安心してライディングできる。 ブレーキング時のノーズダイブも減少し、Rブレーキを補正に使わなくても安定して掛けられるようになった。
一方、硬くなった分だけ路面の不整によるショックも伝わるが、不思議と不快には感じない。 長時間乗っているとさすがにお尻が痛くなってくるのだが、これはむしろシートの硬度や張りの問題のような気がする。 次はシート張替えか?
自分は舗装路しか走らないので、オフロードでのインプレッションは割愛させて頂く。