ホンダ狭山サービスセンターにて購入。
あれは1月だったと思うが、トランで買い物に行った帰り、走行中に何気なくスピードメーターを見ると、針がゼロを指していた。 一瞬奇妙な感覚に襲われた後、メーターケーブルが切れたのだと気がついた。 前回切れたのは5年前くらいだったろうか。 そのうちこういうこともあるだろうと思っていたが、いつも前触れもなく動かなくなるので面食らう。
まだ寒い時期だったこともあり、ケーブルは発注したものの交換せずに放ったらかしていたら、いつのまにか季節は春となっていた。 通勤に使っているので、カウントされない走行距離は3,000km以上になってしまったかも。 長距離ツーリングも控えているので、重い腰を上げて交換することにした。
外観上の変化はない。 メーターギヤボックスの側面に見える皿ねじを緩めれば、ケーブルは抜ける。
ピンボケだが、抜いたケーブルの先端。 かなり汚れている。
メーターギヤボックス側。 マイナスドライバー状になっている軸と、スリ割りが入っているケーブル先端が噛み合うようになっている。
スピードメーター側は、センターカウルを外して作業する。 プライヤー等で加えてひねるだけであっさり緩む。
ところが外したケーブルは、内側のグリスがカラカラに乾いていたものの、切れてはいなかった。 ということは?
以前、メーターが動かなくなる原因として、ケーブル切断以外にもメーターギヤの磨耗があると聞いたことがあった。 フロントタイヤを外して確認してみると、歯がすっかりなくなったギヤが出てきた。 こちらも内部のグリスはすっかり干上がっている。
結局、ケーブルは新しい物に交換し、メーターギヤはパーツの入荷を待って、再度作業を行うことに。
一週間後、作業再開。 まず、フロントハブのダストシールとツメを交換する。 10年間交替してないと思われるダストシールは、既にその機能を果たしていない。
購入したパーツは以下の通り。
| 部品番号 |
部品名称 |
個数 |
| 44830-MM9-000 |
スピードケーブルASSY |
1 |
| 44806-KF0-000 |
スピードメーターギヤー |
1 |
| 44680-MA0-000 |
ギヤーボックスリテーナー |
1 |
| 90755-229-003 |
オイルシール 21X37X7 (アライ) |
1 |
| 91258-410-013 |
ダストシール 40X50X5 (アライ) |
1 |
本来ならベアリング(96140-62020-10)も交換するべきだろうが、表面の汚れ以外には回転不良は見受けられなかったので、今回は手をつけていない。
レクトラクリーン(パーツクリーナー)で清掃した後、新しいツメとダストシールを組み込む。 反対側のシールも同様。 グリスは適当な物が無かったので、チェーングリスを付けておいた。
ギヤボックスの中には、干乾びたグリスと共に磨耗したギヤの破片が、奥深くまで入りこんでいた。 ケーブル側ギヤを引っこ抜いて完全に分解すれば良いのだが、復元できるか懸念があったので、今回はそのままの状態で洗浄した。 汚れや破片が残っているとトラブルの原因となるので、レクトラクリーンを吹きながら根気よく。 面倒(あるいは心配)な方は、ギヤボックスASSY(44800-MK5-013)で交換してしまってもいいだろう。
メーターギヤを組み込んだあと、チェーングリスを吹き込んでハブと組み合わせる。
組み立て後、試走してみたが、ちゃんとメーターは動いた。 久しぶりに走行中のメーターを読むと、体感速度と実際の速度が結構違ってて意外だった。
動いて当たり前なのでついその存在を忘れがちだが、それも適切なメンテナンスがされていればこそ。 チェーンなどと違って外から給油できないのでちょっと億劫だが、年に一度位は給油・点検した方がいいだろう。