オークションで中古品を落札。
フロントフォークの交換にようやく目途がついた頃、一通のオークション・アラートが届いた。 それはRD07アフリカツイン(AT)用オーリンズ・ショックユニットの出品だった。 AT用のオーリンズは、外部リザーブタンクとリモートプリロード調整機構を持ち、新品では\100k以上する。 中古での出品も非常に少ない。 開始価格は\30kだったが、当然そんな値段で落札できる訳がない。
結局、開始価格の2倍以上の値段になったが、なんとか競り勝ち落札することができた。 だが、これで当分リアホイールの製作はお預けだ。
ちなみに、型番の46HRCSの意味は
- 46:ピストン径46mm
- H:ホースで連結したリザーバータンクを装備
- R:伸び側減衰力調整機能付き
- C:圧側減衰力調整機能付き
- S:ホース式油圧プリロードアジャスター装備
となっている。
届いたショックユニット。 バンプストッパーがちょっとくたびれているが、状態は悪くない。 いざとなれば、日本総代理店のカロッツェリア・ジャパンでオーバーホールしてくれるので、心配ない。
取り外したMHモディファイド純正ショック(右)と、オーリンズ(左)。 オーリンズのスプリングの短さが印象的だ。 純正ショックは、オーリンズをオーバーホールに出した時の代替ショックとして保管しておく。
取り付けは順調・・・ とはいかなかった。 まず、リザーバータンクへのホースの接続口が、純正は上部ピボットのサイド面にあるのに対し、オーリンズは車体の前後方向に接続口がある。 最初は、接続口が後ろ側に来るように取り付けようとしたのだが、エアクリーナーボックスに干渉してしまう。 仕方なくホースのバンジョーを緩めて向きを変え、接続口が前方を向くようにして取り付けた。
しかしそうすると、リザーバータンクの接続口が下側を向いてしまい、タンクの取付ブラケットと高さが合わなくなってしまった。 とりあえず対策は後で考えるとして、「困った時のインシュロック」で仮固定した。 次回オーバーホール時にでも、ホースの向きを変えてもらうことになるだろう。
プリロードアジャスターの位置もさんざん悩んだのだが、仮ということでサイレンサーの内側にレイアウトした。
ちなみに、伸び/圧縮減衰力、およびプリロードの各アジャスターは、入手した時のままの状態である。 取説が無いので、標準設定がわからないのだ。 前オーナーがアフリカに装着していた時のままだと思うので、それをベースにセッティングを行うことにする。
暫定だらけの取付ではあったが、とりあえず走らせられるようにはなった。 まず跨ってみると、ん? なんかよく沈むな。 シートの上で上下に体を揺すると、車体が大きくバウンドする。 ばねレートが純正よりかなり低いようだ。 でも、1Gでの足付きは純正と比較してむしろ踵が2cmほど浮いている。 プリロードが足りない訳ではない。 伸び/圧縮共に減衰力が足りない気がする。
それにしても、この動きのしなやかさはどうだろう? フリクションが圧倒的に少なく感じる。 MD30のフロントフォークでも同じことが言えるが、作動性が良くて減衰力が欲しい分だけ出てるから、スプリングを過度に硬くしなくてもよいのだろう。
実際に走ってみたが、やはり減衰力不足を感じる。 リヤサスが無駄に動くので、リーンのキッカケでワンテンポタイムラグが出る。 伸び/圧縮共に2クリック締め込んだら、嘘のようにピタッと治まった。 プリロードに関しては、まだそのままにしてある。
実は、オーリンズを買ってみて、MHでモディファイ(と言っても予算の都合で限定的な物)した純正と大して変わらなかったらどうしようと、内心心配していた。 だが、世評通りの高性能で、「参りました」と言うほかない。 思い切って買って良かったと思う。