FRタイヤ交換


ミシュラン
ANAKee 110/80R19 59H

狭山市ロッカーズにて交換

19inch FRホイールを製作してもらった際に、ホイールのセンターが5mmくらいズレていたのだが、直す時間がなくてそのままになっていた。
 ステムベアリングの交換でバイク屋に預けなければならなくなったので、ついでにセンター出しもお願いした。

ところがセンター出しをするには、一度タイヤを外す必要があるとのことで、じゃあいっそタイヤも交換してくださいということに。 昨年8月に交換してから、走行距離は1万キロ程度だが、タイヤのミゾは深さ2mmを切っていた。 もう少し走れなくもないが、新しいRRタイヤとのアンバランスが気になっていた。

装着したのは、同じミシュランANAKeeだがワンサイズアップの110/80R19。 100/90-19と比べると、8mm幅広く、直径で4mm小さい。 それ以上に違うのは、ラジアルタイヤであること。

ラジアル化の狙いは、トランの高い前輪荷重に合わせて、よりケーシング剛性が高いタイヤを履いてみたかったから。 これで前後ともにラジアルタイヤになった訳で、どのように操縦性が変化するか興味深い。

心配された干渉については、FRフォークは問題無し。 フェンダーはさすがに細い21inchタイヤ用なので厳しいが、少し上げてナイロンバンドで無理やり広げてOK。

バイク屋でバイクを受け取って、そのまま大宮のライコランドへ走らせる。 最初の路地で、普通にバンクした瞬間、「!!!」。 バイクがグラリときて、思わず足が出そうになった。

新品タイヤなので、もちろん気をつけて走っていたのだが、ちょっと予想以上だった。 バンクすると、まるで水を張ったPタイルの上みたいに接地感がない。 FRタイヤが外へ逃げていく感じがする。

まだ50kmほどしか走っていないので、タイヤの慣らしが済んでいないこともある(ミシュランのサイトには、「法定速度以下で100kmの慣らしを」と書かれている)。 だが、バイアスタイヤを前提に設計されたバイクに、ラジアルタイヤを履かせると、今回のようなネガが出ることが多い。

ではどうするか? 今後のセッティングでも解決していくつもりだが、まずは「ラジアルタイヤに合った乗り方」を身に着ける必要がある。

一つは、リーンさせる時にRRタイヤの接地点とヘッドパイプを結んだ線をロール軸と意識すること。 地面と平行にバイクをパタンと倒すようなリーンの仕方では、走り始めた時のようにFRタイヤが大廻りするような印象となる。

もう一つは、しっかりニーグリップを行い、ハンドルに余計な力を加えず、セルフステアの邪魔をしないこと。 どちらも基本なんだけど、それが出来ていないと、乗りにくく感じるようだ。 あと、コーナーへのアプローチで、FRブレーキを引き摺りながら進入するのも、止めた方がよさそうだ。

総じて、オンロードバイク的な操縦性が益々強まったような気がする。 「バラデロ化したトランザルプ」といったところだろうか。

とりあえず120kmほど走った時点では、乗り出しほど違和感を感じなくなった。 タイヤの慣らしが進んだのと、ライダーが慣れたからだと思うが、基本に忠実なライディングを要求するのは変わらない。 あと、転がり抵抗の少なさは、バイアスに対する長所だと思う。

バイアスの100/90-19とラジアルの110/80R19のどちらを他人に薦めるかと言われれば、バイアスの方だろう。 でも可能性はラジアルの方が大きいように思う。 そういう意味で、バイクと乗り手を選ぶタイヤかもしれない。

星:★★
コメント:FRタイヤはバイアスの方が寛容