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ついに決着! 2014年度の軽No.1は?

3/30の1日だけで9千台以上も届出するというスズキ渾身の一撃を、さらにダイハツが300台近く上回ってくるというDS戦争。 3/30時点の年度累計は5646台差でダイハツ首位だったのですが、果たしてどうなったのでしょうか?

2月軽販売、ダイハツ以外は2ケタ減

軽自動車販売は全メーカーマイナス、ダイハツ以外は2ケタ減…2月ブランド別 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

首位ダイハツは前年同月比9.2%減の6万3011台と、1ケタのマイナスにとどまったが、2位スズキは同14.5%減の5万1026台、3位ホンダも同17.6%減の3万7830台と大幅なマイナス。2位以下は全メーカーが2ケタの減少となった。

昨年は消費税アップ前の駆け込みがありましたが、今年は軽自動車税アップ前の駆け込み需要は無いようですね。

スズキ、14年度軽販売計画を上方修正

スズキ、2014年度軽販売計画を65万台に上方修正…ダイハツの66万台に迫る (レスポンス) - Yahoo!ニュース

スズキの長尾正彦常務役員は同日都内で開いた決算会見で「『ハスラー』が非常に好調なことに加えて、『ワゴンR』にS-エネチャージの搭載や、『ワゴンR スティングレー』などに特別仕様車を設定するなど商品力強化、拡販に努めた結果、第3四半期までの実績を踏まえて、今回5万台を加えて65万台に変えた」と述べた。
 
今回の修正によりダイハツ工業が掲げる14年度の軽販売計画66万台に大きく近づくことになる。軽の販売を巡っては14年の暦年ベースでスズキが8年ぶりに軽首位の座を奪還しており、年度ベースでも激しい首位争いが繰り広げられそうだ。

昨年12月実績では2,474台差を詰めたものの暦年ベースでは2,801台届きませんでしたが、スズキの「宣戦布告」をダイハツは受けて立ったようです。
HY戦争でもそうでしたが、トップ企業は2番手以下からチャレンジを受けたら、絶対に相手が戦意を喪失するまで叩きのめさないとダメですね。

新型アルト、新プラットフォームで60kg軽量化 最軽量で610kg

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【スズキ アルト 新型発表】燃費トップ奪還…新プラットフォームなどで60kg軽量化 | レスポンス

スズキが12月22日発売した新型『アルト』は、先代モデルに比べて60kgの軽量化を実現。これにより前輪駆動、手動変速仕様車の重量は610kgと、現在販売されている4人乗り軽自動車で最軽量を達成している。
 
スズキの本田治副社長は「約60kgにおよぶ軽量化はボディを中心に全域で行い、その中心になったのが新開発のプラットフォーム」と明かす。
 
新プラットフォームは滑らかな形状にすることで補強部品を減らし、板厚も薄くするとともに骨格部を連続化することで十分なボディ剛性を確保しているのが特徴で、先代に比べて曲げ剛性、ねじり剛性とも約30%向上しているという。
 
本田副社長は「新型アルトを最初として、このプラットフォームを展開していく。軽量化は燃費の経済性はもちろんだが、剛性の向上もあいまって軽快な走りなどお客様が運転された時のうれしさにもつなげていく」との方針も示した。

完全新設計の「ミラ・イース」(最軽量で730kgで35.2km/L)に、既存を手直しした「アルト・エコ」(710kgで35km/L)で戦ってきたスズキが満を持して出した新型「アルト」。
デザインは「昔のスズキ」らしさ全開で、好き嫌いは別としてアリだと思います。 特に真横からのシルエットはとてもいいですね。 後ろから見ると初代ホンダZの水中メガネに見えますが。

インドネシア、低価格環境対応車に減税措置

インドネシア、低価格環境対応車に税額控除認める (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS

インドネシアは5日、低価格環境対応車(LCGC)の製造に対して税額控除を認めると明らかにした。トヨタ自動車<7203.T>やダイハツ工業<7262.T>のインドネシア合弁会社にとって大きな支援となる。
 
両社は、インドネシア自動車市場で大きなシェアを握るアストラ・インターナショナル<ASII.JK>と現地で提携しており、LCGCの生産設備をすでに用意している。
 
ヒダヤット産業相は、エンジン排気量最大1200CCで最小燃料消費が1リットル当たり20キロの乗用車およびステーションワゴンには奢侈(しゃし)税を課さないと述べた。
 
免税は、エンジン排気量最大1500CCで最小燃料消費が1リットル当たり20キロのディーゼル車やセミディーゼル車も対象となる。
 
現行の税率は新車のエンジン排気量によって10─75%となっており、救急車などの緊急車両のみが免税の対象となっている。

セミディーゼルってなんだろ?

ダイハツ伊奈社長、「ミライース、次は35km/L狙う」

<ダイハツ>伊奈功一社長 「ミライース」燃費改善に自信 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

ダイハツ工業の伊奈功一社長は20日、毎日新聞のインタビューに応じ、ガソリン1リットル当たり30キロ走るハイブリッド車並みの燃費性能を実現した軽自動車「ミライース」の次期モデルについて「(最新技術を導入すれば)1リットル当たり35キロ(の走行距離)を狙えると思う」と述べ、さらなる改善に自信を見せた。軽市場はホンダの本格参入などで競争が激化しており、燃費性能の向上などでシェアトップを死守したい考えだ。
 
ダイハツは同日、軽では初めて衝突回避支援システムを導入した新型「ムーヴ」を発売。運転時に発生する熱を効率的に利用するなどして燃費性能も従来車種と比べ7%向上させ、次期ミライースにこれら最新の技術を導入する方針。

今回のムーブは相当に気合入ってますね。 価格も引き下げてきたし、逆に挑戦者(ホンダ、スズキ)を潰しに掛かるという、トップ企業としてのあるべき姿を見せてくれています。

スズキはまたワゴンRの改良で、29.2km/Lとか出してくるのかな? 楽しみです。

12年の国内新車販売 ホンダ2位浮上 日産は5位転落か

12年の国内新車販売、ホンダ2位浮上へ 「軽」で躍進  :日本経済新聞

ホンダは11年に2位だった日産自動車とは1~11月までで8万台近い差がある。12月の国内新車需要が例年と同じ三十数万台の水準なら、ホンダが通年で2年ぶりに2位になるのは確実だ。
 
3位争いは激しい。1~11月では軽が主力のダイハツ工業とスズキがともに63万台強を販売し、いずれもシェアは12.6%。ダイハツは燃料1リットルあたり30キロメートルの燃費性能を持つ「ミライース」、スズキは9月に全面改良した「ワゴンR」を中心に台数を積み上げた。
 
現在は、軽の人気で存在感を増した両社を日産(12.3%)がわずかな差で追う構図。日産は年前半に新型車が少なく、OEM(相手先ブランドによる生産)調達する軽の供給台数に限りがあり「苦戦した」(幹部)。

1強4弱という構図ですが、国内販売で「明確な2位」を目指すとした日産としては、満足できるレベルではないでしょう。

ホンダ、11月の軽販売シェア 20.4%に

ホンダ、Nシリーズ好調でシェア20%超…11月ブランド別軽自動車販売 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

全国軽自動車協会連合会が発表した11月の軽自動車ブランド別新車販売台数によると、ダイハツが前年同月比10.4%減の4万6898台とマイナスだったものの、シェアトップを堅持した。
 
2位のスズキは同0.1%増の4万5271台とダイハツに迫っている。3位のホンダは前年同月の約3.7倍の3万0601台と急増、シェアが20.4%となった。

SankeiBizの記事は「軽乗用車」としてのシェアだったようです。

スズキ、新型ワゴンRで「軽No.1」奪還宣言

スズキが軽で首位奪還を宣言、新型ワゴンRで逆襲の狼煙 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

かつて軽自動車市場で不動の首位にあったスズキ。ところが、近年はダイハツ工業の後塵を拝し、2位に甘んじる状況が続いている。2005年度にスズキ32.1%、ダイハツ30.4%だったシェアは、翌06年度にスズキ29.8%、ダイハツ30.3%と初めて逆転。以後は、ダイハツがスズキを引き離し、11年度にはスズキ30.5%に対してダイハツ35.7%と、5ポイント以上の差がついた。(中略)
 
「その潮目が変わるかもしれない」。自動車業界関係者からこんな話が飛び出している。
 
「やはり1番でなくなるのは寂しい。気力、体力、知力を結集し、目の色変えなくては1位を奪還できない」。9月6日、スズキの鈴木修会長兼社長は、主力の軽自動車「ワゴンR」の新車発表会の席上、強い口調でこう語った。

また仁義なき自社登録が横行することになるのでしょうか?
未使用車のタマが増えそうですね。

軽を買うなら今がチャンス!? ホンダ参戦で販売合戦が加熱

乱戦必至の軽市場、ホンダが今期販売2倍超に:日本経済新聞

N BOX投入を機に、ホンダは明確に「軽重視」にカジを切った。6日には同車種の派生車も発売。12年度の軽の販売計画は35万台超と前期比2倍強。国内販売の半分を軽が占める計画だ。(中略)
 
追い風が吹くとはいえ、各社の強気の姿勢は尋常ではない。12年度の軽の需要予測は175万台程度というのが業界の大筋の見方。一方、各社の販売計画(一部推定含む)は200万台弱と大きく上回る。(中略)
 
「軽で台数を稼がなければ、日本に工場を残せない」。あるホンダ幹部は本音を打ち明ける。ホンダは08年の金融危機以降、それまで好調だった北米向け輸出が、現地市場の冷え込みと円高で激減。国内輸出はピーク時の3分の1に減った。
 
そこで、国内で生産するクルマは国内で売りさばく方針に転換。堅調な需要を持つ軽に注力することにした。子会社の八千代工業に委託していた軽生産も自社工場に変更。「攻勢」の背後には、国内生産を何とか死守しようとする思いがある。

鈴鹿のキャパを軽で埋めようと思ったら、35万台の販売でも足りないですね。 各社とも「後に引けない戦い」なんで、新型車の投入も含めてまだまだヒートアップするでしょう。

「コペン」惜しまれつつ生産終了へ

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ダイハツ「コペン」惜しまれつつ生産終了へ 一部のディーラーでは「売り切れ」 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

ダイハツ工業が2012年4月2日、軽唯一のオープン・スポーツカー「コペン」の生産を8月末で終了すると発表し、ファンの間から惜しむ声が出ている。ダイハツは生産終了の公表に合わせ、販売開始10年を記念した「10thアニバーサリーエディション」を発売したが、売れ行きは好調で「一部のディーラーでは販売が終了している」という。

あれは関西トラミのときだっけな? 琵琶湖北端の奥琵琶湖ドライブインに立ち寄ったら、コペンのオーナーズミーティングが開かれていました。 あれは2003年でしたね。

トヨタ、ピクシススペースにミラ・イースのエンジンを搭載

トヨタ ピクシススペース 一部改良…燃費向上 | レスポンス (ニューモデル、新型車のニュース)

トヨタ自動車は、軽乗用車『ピクシス・スペース』を一部改良し、4月10日より発売を開始した。(中略)
 
具体的には、2WD車で26.0km/リットル、4WD車で24.0km/リットルの低燃費(JC08モード・カスタムRSを除く)を実現し、2WD車は「2015年度燃費基準+20%」を、4WD車は「2015年度燃費基準+10%」を達成。「カスタムRS」においては、2WD車で燃費は22.2km/リットル、4WD車で21.4km/リットルを実現し、「2015年度燃費基準」を達成。すでに認定を取得している「2015年排出ガス基準75%低減レベル」とあわせ、全車、「環境対応車 普及促進税制」の減税措置の対象となる。(中略)
 
ピクシス・スペースは、ダイハツの『ムーヴ・コンテ』がベースのOEM供給車。価格は据え置きで112万円から。

ムーブではJC08でTNP27だったのですが、ピクシススペース(ムーブ・コンテ)は1km/L落ちるのですね。

ちなみに買う買うと言っててまだ買ってません。

1月新車販売台数、補助金効果で前年同月比36.1%増

新車販売台数、ホンダが2位に浮上…1月ブランド別 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合が6日発表した1月の新車販売台数は、前年同月比36.1%増の41万5931台と4か月連続で前年を上回った。
 
エコカー補助金制度が復活する見通しとなったことから乗用車の販売が好調に推移し、トラックも震災復興需要などから好調だった。前年同月はエコカー補助金制度終了による反動減で販売水準が低かったこともあって、高い伸び率となった。
 
ブランド別では、軽自動車『N BOX』の販売が好調となったホンダが2位となり、軽自動車『ミライース』の販売が好調なダイハツが3位、日産は4位に転落した。

昨年12月は補助金のせいで登録が進まなかったので、その分が1月に来たようです。
本当に盛り上がっているかは、2月の実績を見てみるまでなんともいえません。

「ミラ イース」と「アルト エコ」の共通点

【東京モーターショー】デンソー、「ミラ イース」と「アルト エコ」のアイドリング・ストップで低燃費に貢献したスタータを公開 - クルマ - Tech-On!

これまでのスタータは、車両停止前の再始動ができなかった。スタータは一般的に、エンジンのリングギアにスタータのピニオンギアを噛み合わせてエンジンを始動させるが、アイドリングをストップしてもエンジンは惰性で一定時間回り続けているので、リングギアとピニオンギアがうまくかみ合わないからだ。このため、例えば赤信号の前で低速になった際にアイドリングをストップさせてしまうと、途中で信号が青に変わってもいったん車両を停止させなければならない。これを避けるために、これまでの同機構は、車両が停止してからアイドリングをストップしていた。
 
デンソーは、リングギアの回転に同期するようにピニオンギアをモータで回転させることで、エンジンが惰性で回転している状態でもリングギアとピニオンギアをスムーズに噛み合わせられるようにした。その結果、ミラ イースでは速度が7km/h以下、アルト エコは9km/h以下になった段階でアイドリングをストップできるようになった。

なるほど。 でもトヨタ「ヴィッツ」のスターターは、確か常時噛合式じゃなかったっけ?

「タント」も「第3のエコカー」に? MMCでJC08モード 24.8km/L

ダイハツ、「タント」一部改良と「タントエグゼ」マイナーチェンジ (サーチナ) - Yahoo!ニュース

ダイハツ工業(株) <7262> は29日、軽乗用車「タント」を一部改良、「タントエグゼ」をマイナーチェンジし、全国一斉に販売を開始した。

 今回の一部改良・マイナーチェンジでは、「タント」、「タントエグゼ」のNA全車に「ミラ イース」に搭載した低燃費化技術「e:Sテクノロジー」のうち「新エンジン」、「新 eco IDLE」、「エコ発電制御」などを採用。2WD車でJC08モード 24.8km/L(10・15モード 27km/L)、4WD車でJC08モード 24km/L(10・15モード 26km/L)の低燃費を実現した。

ホンダの「N BOX」はJC08モードで 22.2km/Lだそうです。 これが現時点でのダイハツとホンダの技術力の差ですね。

ジャイアン、スネオのおもちゃを取り上げる

asahi.com(朝日新聞社):ダイハツの切り札ミライース、トヨタ系列で販売へ - ビジネス・経済

トヨタ自動車は来春、子会社のダイハツ工業がつくる軽自動車「ミライース(e:S)」をトヨタブランドで発売する方針を固めた。低燃費・低価格が売りのダイハツの「切り札」を自社系列の販売店で売り出し、参入した軽市場で足場固めを図る。
 
トヨタは26日、3車種での軽市場への参入計画を発表。第1弾の「ピクシス スペース」に続き、12月にはダイハツの商用車「ハイゼット」がベースのトラック・バンを発売する。来春に投入する第3弾の車種が注目されていた。ダイハツだけで年12万台の販売を目指す「ミライース」の投入は、トヨタの軽市場への意気込みの表れともいえる。

いずれはそうなるんだろうなとは思ったけど、ちょっと早すぎない?

ホンダの“30キロカー”「遥かに高いところを目指す」…本田技術研究所 山本社長 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

新型デミオについて山本社長は「マツダの取り組みは立派。燃費は素晴らしく、軽量化も考えられている」と賞賛。
 
また、イースについては「軽自動車で30km/リットルは技術的に考えてもすごい。研究所でも燃費に関しては地道にいま取り組んでいる。対抗するしかない」とし、さらに「イースは軽のベンチマークになるだろう。軽は普通、燃費がでないもの。社内では数字的にダイハツを抜けといっている」と話した。
 
低燃費車に対する本田技術研究所の具体的なアプローチについては、「技術の達成手段はいろいろある。IMA(ホンダのハイブリッドシステム)もそのひとつだが、手段は何でも良い。顧客に選ばれることが大事」と方針を語り、「ハイブリッド車は発展性はあるが、燃費を向上させるのは内燃機関。もし1.3リットルで製品を出すなら、デミオに勝ってくれということ。一番になれということ」と社長として指揮していることを明かした。

スポーツの世界でもそうですが、誰かが「壁」を破ると次々にそれに続く者が出てきます。
マツダとダイハツのブレークスルーが、日本や世界のメーカーに波及するのは確実だと思います。

日本で二番に高い山は?

ダイハツは二番ではダメなんですよ | 実践ビジネススクール

一方、次のような懸念も浮上している。6万台か場合によってはそれ以上の軽をダイハツがトヨタに供給することで、ダイハツは07年から続けている「軽自動車販売ナンバーワン」の座を、スズキに明け渡す結果になるかもしれない、というもの。そうなれば、スズキが頑張って逆転するのではなく、トヨタグループの内部事情によっての首位交代である。
 
この点を後藤は、「その事態は避けなければなりません。日本で1番高い山は、富士山と誰でもが知っている。では、日本で2番目に高い山をご存じですか。ダイハツは2番ではダメなんですよ。説得力が違うから」と危惧している。

レンホーさんに聞かせてやりたいですね。

ダイハツ「e:S」は2年で開発

ダイハツ「e:Sテクノロジー」が1リットルで30キロメートルの燃費を実現できた訳 (サーチナ) - Yahoo!ニュース

今回、このプロジェクトの統括責任者を務めた同社技術本部・上田亨エグゼクティブチーフエンジニアは「09年の東京モーターショーでコンセプトモデルの『e:S』を発表してから2年で、何とかここまでの物を創りあげられた。当時、展示していたクルマは今回発売予定のものとは違い、3ドアで全長も短かった。ここからデザインを見直し、技術的には10・15モードで30キロメートル/リットルだった燃費性能をJC08モードで30キロメートル/リットルまで向上させるために、エンジン性能のアップはもちろん、ボディ重量の軽減など徹底して細部まで見直した。通常4年はかかるゼロからの開発をこのように半分の期間でできた最大の理由は、プロジェクトに関わるスタッフの配置や指示系統など分散していたものを変革し、全てを一元化で管理する体制を作ったこと。そのおかげで、1年かかる意匠開発の承認を半年でクリアできるなど、様々な所で好影響となった」と語った。
 
「e:Sテクノロジー」成功の裏には、エンジン開発やデザインなど優れた技術力の他に優秀な組織マネジメントという技術力も加わっていた。このダイハツが誇る新型車だが、9月の発売に向け順調にスケジュールをこなし、間もなくお披露目となる。

東モのコンセプトカーは、どうみても実用性に乏しそうでしたが、市販版「e:S」は(額面通り受け取るなら)ものすごい競争力を持っていますね。
良いクルマは、良いプロジェクトマネジメントからしか生まれないということですね。