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ヘンリー・フォードの功績は、労働者への利益還元と需要創出

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不況期こそ経営者は「先義後利」を胸に刻め | 実践ビジネススクール

ヘンリー・フォードは、T型フォードで有名だが、その組み立て工程にベルトコンベヤを導入し、流れ作業を実現した。製品や部品を標準化して、大量のクルマを迅速に生産できる高効率の工場を実現した。それにより生産コストは劇的に低下し、価格は大幅に下がった。(中略)
 
だが、ここで、ヘンリー・フォードから学びたいのは、その生産方式の話ではない。彼がその当時、そうした生産方式を自社に導入したいと考えたそもそもの「思い」のほうである。彼はみずから、「企業の目的は大衆への奉仕だ」と宣言した。そして、大量生産の仕組みの導入と同時に、工場で働く人々の収入を上げたいと考えた。(中略)
 
フォードは、「企業は大衆のために」を唱え、工場の革新を、働き手の高賃金と余暇と価格低下へと置き換え、大きいクルマ需要をつくり出した。庶民の間には、クルマへの憧れも自然に生まれた。図は、「フォードの思いのサイクル」だが、それが動き始めてアメリカは豊かなクルマ社会へと変貌する。
 
さて、そのヘンリー・フォード。現代に生きていれば、わが国クルマ業界の現実をどう見るだろう。「サイクルが逆に回っている」と言わないだろうか。
 
正規社員を切り賃金を削って、みずから若者の購買力を低下させ、いつしか若者の特権である「クルマへの憧れ」も消してしまったのが現代の業界だ。

自動車会社の新入社員であっても、寮に入っていなければクルマなんて買えないです。
若者のクルマ離れを嘆くなら、「隗より始めよ」ですね。

欧州でクライスラーブランド消滅、ランチアは存続

クライスラーが消滅、ランチアは残存…欧州 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

欧州の大部分の地域で、「クライスラー」の看板が消滅することになりそうだ。フィアット・グループ・オートモビルズ(FGA)は、昨年春に米クライスラーグループを傘下に収めたのに伴い、ヨーロッパ圏内のブランドおよびディーラーの再編計画を5月に開始した。(中略)
 
ただし、現在ランチア・ブランドを展開していないイギリス市場では、クライスラー・ブランドを維持する計画だ。(中略)

ランチアは、主力車種『イプシロン』の販売こそ比較的堅調に推移しているが、ここ数年はマーケットにおいて大ヒット作に恵まれていない09年のランチアの生産台数は10万9547台で、08年に比べて3751台減だった。イタリアや近隣諸国でフィアット系各ブランドを扱ってきたディーラーでは、従来別棟にあったランチアのショールームを廃止、かわりにフィアット販売店の片隅に併設させる店が相次いでいた。
 
そうした中、12月には、イタリアの経済紙が関係者の話として、FGAがランチア・ブランドを消滅させる可能性があると報道した。

「ランチア」ブランドが残って良かったです。 「クライスラー」に転換なんて、木に竹を接ぐようなものですからね。
とはいえブランド力を上げられなければ、次は廃止するしかないでしょう。 頑張っていただきたいものです。

GM破綻から1年、黒字転換も競争力に疑問

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GM:破綻1年、黒字転換…競争力、大型車依存に疑問も - 毎日jp(毎日新聞)

「GMとクライスラーの回復は想像以上だ。国民に不人気だったが、公的支援は正しかった」。オバマ大統領は4月下旬、ラジオとインターネットを通じてこう演説。同じく巨額の公的資金を受けて伊フィアット傘下で再建中のクライスラーとともに、国有化したGMの再建が軌道に乗っていると強調した。秋の中間選挙もにらみ、GMが抱える500億ドルを超す公的資金回収に早く道筋を付けたいオバマ政権は、ウォール街の複数の投資銀行とGM再上場に向けた協議も進める。
 
ただ、GMが国有化脱却に耐える十分な競争力を確保したかどうかを市場は疑問視している。ライバルのフォードが省エネ志向や環境規制の世界的な広がりに合わせ、中小型車重視に転換しているのに対し、大型車などに依存するGMは構造転換が遅れている。売却計画を白紙に戻してまで小型車開発拠点と期待したグループの独オペルも欧州信用不安の影響でドイツ政府の公的支援のメドが立たず「事業計画が宙に浮いたまま」(大手メーカー幹部)だ。
 
ガソリン高騰など逆風が吹けば、大型車依存のGMは再び販売不振に逆戻りしかねない。オバマ大統領の期待とは裏腹に、米議会予算局は「GMやクライスラーなど自動車救済に投じた公的資金(820億ドル)の約4割は返済されないだろう」と予測。米メディアも「国のGM救済完了までには、相当の時間が必要」(ワシントン・ポスト紙)と見ている。

早いものでもう1年なんですね。 思ったよりもブランド価値は毀損しなかったようですが、これから成長していけるのか、長く緩やかな衰退の道を辿るのか、先行きが不透明なままであるのは変わりません。

北京汽車 サーブの知的財産権買収で合意

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asahi.com(朝日新聞社):GM傘下サーブ3車種の知的財産権買収 中国・北京汽車 - 愛車

中国自動車第5位の北京汽車は14日、米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のスウェーデンのブランド「サーブ」から、3車種の知的財産権などを買収することで合意した、と発表した。
 
買収を決めたのは、サーブの乗用車「9―5」など現行3車種の車台と、エンジン、変速機の技術所有権や生産設備の一部。加えてサーブ側は、サーブの技術を使った北京汽車の自主ブランド車開発を支援する。
 
中国地場自動車メーカーの吉利汽車も10月、米フォード・モーターによるスウェーデンの高級車ブランド「ボルボ」売却で優先交渉権を獲得しており、欧米メーカーの技術を狙った中国メーカーの買収攻勢が目立っている。

いい買い物したね。 将来的に、北京汽車、吉利汽車、上海汽車(英ローバーを買収)は先進国の技術レベルに追いついてくることでしょうね。

ランチア消滅、クライスラーブランドに転換

ランチア消滅、2011年からクライスラーブランドに? | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

フィアットグループが2011年から欧州の主要市場で「ランチア」ブランドを廃止する可能性が浮上した。イタリアの経済紙『ミラノ・フィナンツァ』が4日、関係者の話として報じたもの。
 
それによると既存のランチア車は、今年6月にフィアットが正式提携したクライスラーグループの「クライスラー」ブランドで販売される見込みだ。(中略)
 
もし今回の報道どおりになれば、欧州におけるランチアは、105年でそのブランドの歴史を閉じることになる。欧州地域以外でのランチア・ブランドの扱いについては、現在のところ不明である。
 
1960年代にランチア車に乗っていたという60代のイタリア人男性は、筆者のインタビューに対し、「昔、ランチアのオーナーは、大衆車であるフィアットのユーザーとは違う、ワンクラス上の人として見られたもの。しかし近年のランチアは、事実上フィアットと同じで、興味が薄かった」と語った。

ランチアより、クライスラーの方がブランド力があるということなのかしらん?
ランチア・ストラトスに憧れて育った身としては、残念というほかないです。

クライスラー、5年で販売倍増 最終損益、11年に収支均衡

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NIKKEI NET(日経ネット):クライスラー、5年で販売倍増 最終損益、11年に収支均衡

米クライスラーは4日、2011~14年までの経営戦略を発表した。世界販売を09年見通しの130万台から14年に280万台に倍増。11年に最終損益で収支均衡、14年に30億ドル(約2700億円)の純利益確保を目指す。提携先の伊フィアットと新車開発や販売で全面的に協力し、経営再建を目指す。
 
クライスラーは14年までにフィアットのプラットホーム(車台)をベースとする10以上の新車を発売し、小型・低燃費車戦略を強化する。商品力の強化により販売をテコ入れすると同時に、部品の共同購買により調達コストを5年で計29億ドル減らし、収益基盤を強化する。
 
財務面の目標では売上高を年率2割のペースで拡大。10年に営業損益で収支均衡し経営を安定させる。11年以降に新規株式公開(IPO)し、14年までに米政府からの救済資金を完済するとした。

カルロス・ゴーン並みのコミットメントですね。 やることなすこと全てうまくいって、追い風も吹かないと実現不可能ではないかと思いますが...
幸運を祈ります。

クライスラー、早期優遇退職者を募集 2万3000人対象

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クライスラー:早期優遇退職の募集 2万3000人対象に - 毎日jp(毎日新聞)

経営再建中の米自動車大手クライスラーが工場の現場労働者2万3000人を対象に早期優遇退職の募集を始めたことが31日分かった。米メディアが伝えた。
 
4月に経営破綻(はたん)し6月に法的管理を脱して以降、初めての大規模なリストラとなるが、実際に何人の人員削減を目指すのかは明らかにしていない。11月13日が退職申し出の期限で、時間給の現場労働者が対象で熟練工などは含まない。

最近、話を聞かないなと思っていたんですが、どうなっているんでしょうね?

欧州委 オペル支援で独政府へ警告

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欧州委:オペル支援で独政府へ警告 競争法違反の疑いと - 毎日jp(毎日新聞)

欧州委は「ドイツ政府が約束したオペルへの支援はマグナという特定の売却先を前提条件としていることを示す重大な疑いがある」と指摘。GMに売却先を再検討する機会を与えた上、ドイツ政府はGMに対し、売却先に関係なく支援することを書面で保証するよう求めた。
 
オペル売却をめぐっては、ドイツ政府が地元雇用を優先するマグナへの売却を支持して最大45億ユーロ(約6100億円)の支援を約束。GMは9月上旬、ドイツ政府の要求に沿う形で売却を決定した。

そんなもん、売却先が決まってから言ってもしょうがないでしょ。 EUの警告はカタチだけのものだと思います。 ベルルスコーニ伊大統領に、EUへの影響力があれば別ですが。
それでも問題があるのなら、ドイツ政府がGMからオペルの株を買い取って、それをマグナに売ればいいだけのことです。

スズキ オペルへのOEM供給はマグナ次第

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NIKKEI NET(日経ネット):独オペルに供給のスズキなど、マグナの動向を注視

独オペルに車両をOEM(相手先ブランドによる生産)供給するスズキなど日本勢は、オペルの大株主となるカナダのマグナ・インターナショナルの動向を注視している。オペル買収で争奪戦を繰り広げたイタリアのフィアットが親会社になる場合に比べ、オペルとの関係は維持しやすいとみられるが、それも「新生オペルの判断次第」(スズキ幹部)となる。
 
スズキはハンガリー工場で生産する小型車「スプラッシュ」を2008年からオペルに年3万台規模で供給している。小型車に強いフィアットがオペルの親会社になるとスズキ車の調達メリットは乏しくなる恐れがあった。

マグナの動向なんかよりも、VWがスズキに出資したら、どのみちオペルへの供給は止めざるを得ないでしょ?

ジム・プレス氏 借金苦 ローン延滞、税金も滞納

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時事ドットコム:クライスラー副CEOは借金まみれ=ローン延滞、税金も滞納-米メディア

米自動車大手クライスラーグループの副最高経営責任者(CEO)、ジム・プレス氏が、同社の経営難でボーナスが支給されず、ローンの返済に行き詰まり、借入先の信用組合から訴えられていたことが18日、明らかになった。延滞額は約61万ドル(約5500万円)に上り、税金も94万ドル以上(約8600万円)滞納しているという。
 
米メディアによると、プレス氏は信用組合から約81万ドル(約7400万円)の無担保融資を受けていたが、昨年11月以降返済が滞り、今年6月に訴えられた。同氏は、2007年に1350万ドル(約12億円)のマンションをニューヨーク市マンハッタンに購入、昨年にもミシガン州バーミンガムに一戸建ての豪邸を買うなど浪費癖が目立っていたという。

そりゃマルキオンネCEOに見限られてもしかたないね。

フォード 「エコネティック」シリーズ 1.6LディーゼルでCO2排出量99g/km

フォード フォーカス、エコ性能が進化…CO2排出量99g/km | Response.

欧州フォードは、燃費や排出ガス性能に特化したモデルを「エコネティック」シリーズとして、フォーカス、『フィエスタ』、『モンデオ』などに展開中。その中核ユニットは、1.6リットル直4ディーゼルの「TDCi」だ。
 
2010年モデルでは、新インジェクター&インテークを採用。最大出力109ps、最大トルク24.5kgmを発生する。さらにアイドリングストップ機能と新型パーティキュレートフィルターも導入された。
 
エコネティックは、徹底的に走行抵抗を減らしているのが特徴だ。車高は前10mm、後ろ8mmダウン。ミシュラン製の低転がり抵抗タイヤ、専用ギアレシオの5速MT、BP製の低フリクションギアオイル、専用チューンの電動パワーステアリングなどを採用。エアロダイナミクスも見直され、空気抵抗を示すCd値は0.31とした。
 
さらに、2010年モデルでは、減速時に積極的にオルタネーターを回してバッテリーに電力を蓄える「スマートレジェネレティブチャージング」、低抵抗タイプの「ローテンションFEAD」、加減速やシフトチェンジのタイミングなどのデータからドライバーにエコドライブを助言する「フォードエコモード」などが追加された。
 
これらの改良により、フォーカスのエコネティックは、欧州複合モード燃費26.27km/リットル、CO2排出量99g/kmを達成。従来よりも約13%の環境性能改善を成し遂げた。

すごいね。 モーター駆動以外のあらゆる省燃費技術を投入した印象です。
これでハイブリッドより安かったら大したものですが。

再建猶予は2年? クライスラー、新モデル開発を急ぐ

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Bloomberg/再建猶予2年 不眠不休 クライスラーCEO、新モデル急ぐ - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

新生クライスラー株式のうちフィアットの持ち分は20%だ。ガソリン1ガロン当たり40マイル走る燃費効率のよい自動車を米国内で製造するなどの条件を達成すれば、35%まで持ち分を引き上げることができる。 (中略)
 
フィアットはクライスラーへの出資に際して現金資本を一切投入しておらず、財務諸表上にもクライスラーへの出資をゼロと記載。これはクライスラーで損失が生じても計上しないことを意味する。その代わりに100万ドルに相当するエンジンやトランスミッション、車のデザインをクライスラーへ提供している。(中略)
 
同氏は「クライスラーが今後数年の間、現金を生み出せるとは到底思えない。フィアットは早晩、クライスラーに現金資本を投入せざるを得なくなるだろう」との見方を示した。

100万ドルってことは、1億円の現物支給でクライスラーの株式20%を取得したということですね。

クライスラー復活の可能性が見えた?

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名門復活に愛のムチ:日経ビジネスオンライン

マルキオーネ氏はトップ経営陣の意見に頼るのではなく、100人以上の中堅社員や平社員に上司をどう思うかと尋ねた。それから彼は部下に最も尊敬されている者を選び出した、と経緯に詳しい者は言う。「彼らの口から自然にリーダーシップに関する表現が出てこないと、彼はその幹部がリーダーと見なされていない証拠だと考えた」と同氏にインタビューを受けたある社員は話す。販売マーケティング部門と製品開発部門のトップを含む上級幹部の何人かがその後退社した。
 
マルキオーネ氏はクライスラー内部に人材を見いだした。例えば、中部及び大西洋岸諸州の販売部門担当だったピーター・フォング氏をクライスラーブランドの社長兼CEOに抜擢した。事情に詳しい社外役員によると、マルキオーネ氏はフォング氏が販売の優れた専門家であり、非常に尊敬を集めているという評判を聞いたという。

ジム・プレス氏は、マルキオンネCEOのお眼鏡にかなわなかったということなんでしょう。

でも、この記事で書かれていることが実際に継続されていくなら、クライスラーが復活する可能性もゼロではないですね。
もっとも、日産が再建したのにルノーの業績はイマイチなように、クライスラーに力を注ぎすぎるとフィアットの調子が落ちてしまう可能性もありますが。

エコカーの“優秀な燃費”を巡る難問

エコカーの“優秀な燃費”を巡る難問:日経ビジネスオンライン

電気が動力源として脚光を浴びるようになった今、MPG(1ガロン当たりの走行マイル数、1MPG=0.425km/L)の信頼性は大きく揺らいでいる。(中略)
 
1マイル当たりのエネルギー使用量を測定するという方法もある。だがその場合、電力をガソリンに、ガソリンを電力に換算しなくてはならないとホール氏は言う。また、そうした数字の意味を消費者に周知させることも必要となり、自動車メーカーと連邦当局にとって、かなり手間のかかる作業となる。 (中略)
 
米政府は既に、電気自動車の燃費の基準値を設定している。規制当局が、企業平均燃費(CAFE)規制に基づき、計算上割り当てている数字だ。 (中略)
 
リーフの驚異的なMPG値は、CAFEを測定する米高速道路交通安全局(NHTSA)の職員や自動車会社のコンプライアンス担当者にとっては、重要な意味を持つだろう。だが、様々な車種や技術の性能を比較しようとしている消費者にとっては、大して役に立たない数字だ。

1km当りのCO2排出量だって、国によって発電のエネルギーミックスが異なるので、世界的に統一した基準にはなり得ません。

理論的に考えると、そのクルマがある走行モードに従って単位走行距離を走る場合に必要な理論仕事量と、実際に消費したエネルギーを比較するのがベストなんでしょう。 エネルギーの大小とその効率の両方で、クルマの比較をするわけです。 ちょっと分かりにくいですが...

米クライスラー、ジム・プレス副CEOが退任へ

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NIKKEI NET(日経ネット):米クライスラー、北米トヨタ出身の副CEO退任へ 米紙報道

米クライスラーのジム・プレス副最高経営責任者(CEO)が11月末に退任する見通しとなった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などが21日、報じた。プレス氏は2007年に北米トヨタ自動車社長からクライスラーに引き抜かれ話題を呼んだが、伊フィアットの傘下入りした新生クライスラーでの役割は小さくなっていた。

トヨタ初の外国人取締役として、そのまま残っていれば安泰だっただろうに、あえて困難な道を選択したあっぱれな人だと思います。
GMのボブ・ラッツは引退を撤回したみたいですから、プレス氏にももうひと花咲かせてほしいですね。

トヨタ、NUMMIを来年3月生産終了で調整

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asahi.com(朝日新聞社):GMとの米合弁工場、来年3月生産終了で調整 トヨタ - 愛車

トヨタ自動車が米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁会社「NUMMI(ヌーミー)」(米カリフォルニア州)での生産を、10年3月で終了する方向で調整していることが14日、分かった。トヨタはGMとの合弁解消に伴い、NUMMIを清算する方針で、8月末をめどに正式表明する見通しだ。(中略)
 
関係者によると、小型ピックアップトラック「タコマ」は、テキサス工場(米テキサス州)に移管し、10年6月から生産する。テキサスは、大型ピックアップトラック「タンドラ」専用の生産拠点だが、販売不振で稼働率が低下しており、タコマの生産で稼働率を上げる。
 
小型車「カローラ」(北米仕様)の生産は、カナダ第1工場(カナダ・オンタリオ州)と日本国内の工場に集約。GM向け小型車「ポンティアック・バイブ」は、今月で生産を終える。

生産能力過剰で、どれか工場を閉じなければならないなら、一番古いNUMMIを閉じるのは理にかなうことです。
ただ従業員をどう処遇するつもりなんでしょうね? UAWだし、他の工場へ配転はしたくないでしょうし。

シボレー・ボルトの燃費は「世紀の誇張」?

NIKKEI NET(日経ネット):GM新型車、燃費計算で「世紀の誇張」か 米誌

米消費者団体専門誌コンシューマー・リポート電子版は15日までに、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が家庭で充電可能な新型のプラグインハイブリッド車「シボレー・ボルト」の燃費を「ガソリン1ガロン当たり230マイル」(1リットル当たり約97キロ)と発表したことについて「世紀の誇張の可能性がある」と酷評した。
 
同誌は、GMがボルトの詳細を明らかにした11日の発表を「誇大広告」と指摘。最初の40マイルに使う電気の料金を考慮に入れると「ガソリン1ガロン当たり100マイル相当」の方が妥当である上、その基準とした電気料金も適切でないなどと疑問点を列挙し「誤解につながる発表は誰のためにもならない。GMはリスクを生み出している」と警告した。

いいんじゃないの? 皆分かっててやってる訳だから、堅いこと言わないで。
どうせ優劣は市場(消費者)が決めるのだしね。

シボレー・ボルトは「1リッターカー」

<GM>家庭で充電できる車ボルト、リッター100キロ達成(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は11日、家庭用電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド車(PHV)「シボレー・ボルト」が、ガソリン1ガロン当たり230マイル(1リットルあたり約100キロ)の走行距離(市街地走行時)を達成したと発表した。
 
記者会見したヘンダーソン最高経営責任者(CEO)によると、ボルトは10年に販売開始予定。1回の充電で40マイル(約64キロ)走るモーターを搭載し、ガソリンエンジンと組み合わせることで、走行距離は300マイル超に達するという。価格は4万ドル(約386万円)前後と、トヨタ自動車のHV「プリウス」の約2倍になると見られる。

昔、燃料3リットルで100km走れる「3リッターカー」というのがよく言われました。 初代インサイトの頃ですね。
プラグインHV時代は「1リッターカー」が基準になるのでしょうか。

米の低燃費車購入支援制度 日本車も恩恵

ベスト5に日本の4車種 米新車購入支援制度の利用台数(産経新聞) - Yahoo!ニュース

米政府が7月下旬に導入した低燃費車の購入支援制度を利用し販売された新車の台数は、上位5位のうち、トヨタ自動車の「カローラ」など日本車が4車種を占めたことが4日、米運輸省の資料で分かった。米CNNテレビなどが伝えた。(中略)
 
ただ、トップは米大手フォード・モーターの小型乗用車「フォーカス」が獲得、米メーカーも追い風を受けた。カローラは2位、3位にホンダの「シビック」が入り、以下トヨタの「プリウス」「カムリ」が続いた。ホンダの「フィット」も9位で、日本車がトップ10の半分を占めた。

フォーカスは北米でも売ってるんだね。 ゴルフとタメ張るくらいいいクルマなんだから、もっと売れてても不思議はないんだけど。

NUMMIは不良資産扱い

GMとトヨタ、合弁を解消 | Response.

GMは29日、トヨタとの合弁事業であるNUMMI( New United Motor Manufacturing Incorporated)を解消すると発表した。再建計画における“新GM”はNUMMIに出資しない。
 
GMとトヨタ自動車は検討を続けたものの、両者にとって有意義な、将来の製品計画の合意に至らなかった。GMはNUMMIの所有権を“旧GM”に属することに決定した。
 
NUMMIは8月にGM車の生産を終了、現時点で新車種生産の予定はない。これでNUMMIは25年間の合弁の歴史を終了する。GMは、未来については相互利益の機会については引き続きオープンであるとしている。

トヨタにとっては価値があったのでしょうが、GMにとってはなかったということなんでしょう。