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日本で二番に高い山は?

ダイハツは二番ではダメなんですよ | 実践ビジネススクール

一方、次のような懸念も浮上している。6万台か場合によってはそれ以上の軽をダイハツがトヨタに供給することで、ダイハツは07年から続けている「軽自動車販売ナンバーワン」の座を、スズキに明け渡す結果になるかもしれない、というもの。そうなれば、スズキが頑張って逆転するのではなく、トヨタグループの内部事情によっての首位交代である。
 
この点を後藤は、「その事態は避けなければなりません。日本で1番高い山は、富士山と誰でもが知っている。では、日本で2番目に高い山をご存じですか。ダイハツは2番ではダメなんですよ。説得力が違うから」と危惧している。

レンホーさんに聞かせてやりたいですね。

日産・三菱の軽企画会社、シェア20%を目標に

日産・三菱の軽企画会社、両社シェアは20%を目標に (レスポンス) - Yahoo!ニュース

日産自動車と三菱自動車工業が共同出資により6月1日付で設立した軽自動車の企画会社、NMKV(東京都港区)の遠藤淳一社長(CEO)は20日、都内で記者会見し、両社の国内軽自動車シェアを現状の15%から将来は20%に引き上げたいとの目標を示した。
 
NMKVは両社の軽自動車の商品企画とエンジニアリングを担当し、技術の補完や量産効果などによって軽事業を拡大する狙いで設立された。日産出身の遠藤社長は会見で、「競争力ある企画開発により、将来は軽の3強グループを形成したい」と述べた。
 
20%のシェア確保により、ダイハツ工業およびスズキという大手2社で6割強を占める寡占体制にクサビを打つ構えだ。

現状のシェア15%って言ったって、日産の軽販売のうち大半がスズキからのOEMでしょ?

当初は「OEMは継続」と大人の対応をしていたスズキですが、日産が製造も手がけるとなると、ノウハウ流出防止に神経質になるのではないでしょうか? ゆくゆくはOEMも中止になるのでしょうね。

スズキ、集団指導体制へ布石 4専務を副社長に昇格

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スズキ、代表権を持つ副社長4人体制に---集団指導体制へ|GAZOO.com

スズキは、鈴木俊宏取締役専務執行役員など、取締役専務執行役員4人が代表権を持つ副社長に昇格する人事を内定した。6月29日開催の定時株主総会で正式に決定する予定。
 
同社は4月から重要な経営判断を行う「経営企画委員会」を新設するなど、集団指導体制を導入しており、これに沿って今回4人の専務を揃って副社長に昇格させる。
 
副社長に昇格するのは国内販売担当の田村実専務、技術開発担当の本田治専務、海外営業を担当する鈴木俊宏専務、経営企画担当の原山保人専務の4人。このうち、田村専務のみすでに代表権を持つが、他の昇格する3人も代表権を持つ。

いよいよ鈴木修会長の後継へ向けての動きが始まったようですが、問題はVWとの関係でしょうね。

輸送中の新車損壊はメーカー全額負担 被災地ディーラーへの支援策 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

仙台港を利用して新車を系列ディーラーに供給していた自動車メーカーのほとんどが、東日本大震災の発生により同港のモータープールなどで被災した新車の損害分を全額負担することにした。新車が輸送途中に被害を受けても自動車メーカー側に責任はないが、被災地の系列ディーラーに対する支援策として決めた。
 
自動車メーカー各社の2011年3月期の決算発表が相次ぐ中、この被災車両の負担分が特別損失として計上されている。
 
東北地区への新車輸送に同港を利用して海上輸送していた主な自動車メーカーはトヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、三菱自動車、スズキ、ダイハツ工業。同港近くの関連施設まで含め、各社のモータープールや新車整備センターなどに置かれていた新車を地震発生後の津波が襲った。これによりディーラーの拠点に届く前の新車が水没や損壊、流出した。
 
この被害車両の台数は、ホンダが1000台以上、日産が約1000台、スズキが約2000台、ダイハツが約1500台、三菱が約400台とされる。トヨタは公表していないがホンダや日産を上回ると見られている。3月は年間で最大の新車需要期にあるため、各メーカーが東北地区のディーラーが発注した数多くの新車を同港から陸揚げしていた。
 
新車はディーラーが発注した分を各メーカーが生産することが基本。このため生産工場から出荷された段階でディーラーの所有物となる。通常は輸送中に損害が発生した場合、新車を運んでいる時点では輸送を請け負った物流事業者の責任となるが、ディーラーが指定したモータープールなどの保管場所に新車が置かれた時点では別となる。

モーダルシフトで海上輸送に切り替えていたのがアダとなってしまった面はありますね。

被災したディーラーは、店を立て直せるかどうかもわからない状況で、納車前車両の損害負担なんてムリな話です。 メーカーが負担せざるを得ないでしょうね。
ところで千葉の勝又のモータープールもかなりの被害があったようですが、こちらはトヨタは負担してくれないのかな?

新型「MRワゴン」 440MPa級ハイテンをドアスキンに採用し、1.1kg軽量化

JFEスチールの440MPa級ハイテン、新型「MRワゴン」のドアパネルで採用される - クルマ - Tech-On!

ユニハイテンは、フェライト組織の中に微細なマルテンサイト組織を均一に分散させた複合組織型高張力鋼板。従来、自動車外板パネルとしては340MPa級BH(焼付け硬化)鋼板が広く使われているが、引っ張り強さの向上による薄肉化(軽量化)を実現するには、耐面ひずみ性と耐デント性の両立が課題だった。
 
ユニハイテンでは、鋼板の製造段階で引っ張り強さを高めつつ、降伏強さの上昇を抑制することで、プレス成形時の変形が広範囲で均一となるようにしている。これにより、プレス成形時の耐面ひずみ性を向上し、パネル部品の面品質の確保を容易にした。
 
一方、耐デント性の向上で求められる高い降伏強さは、プレス加工による加工硬化および、塗装焼付け工程の鋼板温度上昇に伴って得られる焼付け硬化によって上昇させる。この上昇量は従来の340MPa級BH鋼板よりも50MPa以上大きく、薄肉化が可能な耐デント性を実現できた。

これまで外板パネルにはあまりハイテンは使われてこなかったのですが、より軽量化を進めるめに採用拡大していくのでしょうね。

自動車メーカーの「円高限界点」

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自動車産業からニッポン経済に至るまで 輸出立国を維持できる「円高限界点」はいくらか|公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略|ダイヤモンド・オンライン

6社中、ホンダの円高耐性が最も低いことに、「あれ?」と思う人がいるだろう。11年1月12日付の日本経済新聞によれば、ビッグ3の想定為替レートは、ホンダ84円、ニッサン84.4円、トヨタ85円とされていて、ホンダの円高耐性が最も強いことになっている。〔図表 3〕はそれに反する結果だ。(中略)
 
ホンダについては、10年3月の第4四半期から、10年6月の第1四半期にかけて業績に大きな「うねり」が観察され、それが影響していると推測される。その影響を排除すると、同社の「為替レート限界点」は75円80銭になる。それでも〔図表 3〕の1行目にあるニッサン(74円01銭)の後塵を拝する点には注意したい。

あながち外れてはいないと思うんですが、いまどき「円/米ドル」レートだけで考えるというのもかなり乱暴ですよね。

「軽」市場、トップ2社で実質シェア8割

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小型車巻き込む“軽”戦争:日経ビジネスオンライン

2010年1~11月のブランド別の軽自動車の販売シェアは、首位のダイハツが34.9%で、2位のスズキが32.6%。両社で7割弱を占める。ところが、スズキが日産に供給するようなOEM分を含めた事実上のシェアは、スズキ41.8%、ダイハツ35.6%と、合計で8割弱にまで跳ね上がる(下グラフ参照)。
 
軽自動車の生産を他社に頼るケースは珍しくなく、例えばマツダブランドの軽は全量をスズキが生産している。
 
ダイハツも現状のOEMの数字はスズキに見劣りするが、今後状況は大きく変わる。トヨタ自動車と富士重工業の提携強化によって、富士重は軽自動車の生産から撤退。すべてをトヨタ傘下のダイハツからのOEMに切り替える。当のトヨタも今年秋にダイハツからのOEMを受け、軽市場に参入する。
 
こうなれば実質的な2強の合計シェアはさらに増えて8割を超え、市場の寡占化に拍車がかかる。生産量、販売量が多ければ、製造原価や開発費の負担が軽減し、当然競争力は高まる。

スズキやダイハツのシェアがこれだけ高まったのは、モデル数を増やして多様な顧客ニーズに応えられるようにしたからです。
対してホンダや三菱は、定番モデルに依存してそういう努力を怠ったツケが出ているのでしょう。

ダイハツが4年連続でシェアトップ

軽自動車販売、ダイハツが4年連続でシェアトップ…2010年 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

全国軽自動車協会連合会が発表した2010年のブランド別新車販売台数によると、ダイハツが前年比2.4%増の60万2703台でシェアが34.9%となり、4年連続でシェアトップとなった。
 
2位のスズキは同1.6%増の56万1492台だった。シェアは32.5%で、ダイハツと2社で軽自動車のシェア67%を占めた。
 
3位のホンダは同1.0%減の16万515台と微減ながら前年割れとなった。4位は日産で同8.7%増の14万6117台となり、ホンダにシェア0.8ポイント差にまで迫っている。
 
5位は三菱自動車で同4.2%増の10万7992台、6位がスバルで同0.4%減の9万7558台、7位のマツダが同1.4%増の4万9945台だった

スイフトのヒットで「小型車の生産に注力する」とトップシェアへのこだわりを捨てたスズキですが、ワゴンRをFMCしてもトップ奪回は出来ませんね。
もちろん日産へのOEM分を入れれば(ダイハツからスバルへの供給を考慮しても)スズキの勝ちなんですけど、やはりシェアはブランドの勝負ですから。

にしても情けないのはホンダですね。 商品開発にやる気がないとしか思えません。 もう止めたらどうかな。

スズキ、新型「ソリオ」のスライドドアは「パレット」の流用

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スズキ、低燃費な小型ハイトワゴンの新型「ソリオ」を発売 - クルマ - Tech-On!

スズキは、小さな車体と広い室内空間を両立させ、使い勝手の良い両側スライドドアを採用した低燃費の小型ハイトワゴン、新型「ソリオ」を2010年12月24日に発表、2011年1月7日より発売する。また、この車種を2011年春から三菱自動車に対してOEM供給する。
 
街中での取り回しを重視し、全長を3710mm、全幅を1620mm、全高を1765mmとした。中でも全幅1620mmは国内専用車種である同車では最大のセールスポイントだという。(中略)
 
両側スライドドアは同社の軽自動車「パレット」のものを流用した。横から見た場合にドアの面積が大きいこともあって「パレットの幅を広げて小型車にした」と見られがちだが、同社は「別の企画」と反論する。全く別の要件から設計を進め、両側スライドドアを採用することに決めた。流用部品は後部ドアと、スライドのためのレールなど車体の受け側、電気部品など、前部ドアの下半分にとどまっている。車高が違うためBピラーも専用部品である。

これって国内専用なの? インドネシアの「APV」とは違うんだ。
外板部品まで流用しちゃうなんて、使えるものはなんでも流用するスズキらしいですね。

円高・ユーロ安が利益に与える影響

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ソニー70億円、キヤノン41億円、トヨタ50億円 1円の円高・ユーロ安が利益に与える影響総まくり|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン

例えばトヨタ。ごく単純に考えれば、ユーロが年間の平均で10円の円高・ユーロ安になると、前提レートが125円だから、その差15円に50億円をかけて、約750億円の減益要因となる。これは予想営業利益に対して、約3割を占める金額だ。もちろん、企業もさまざまな対応をとっているので、このようにストレートに利益が減るわけではないが、何せ急激で大幅なユーロ安。この状態が続いた場合の影響の大きさが伺える。
 
それでも、自動車メーカーはエレクトロニクスや精密比べると、欧州売上比率が高くないため、ユーロ安の影響は大きくない。実は、自動車と並び最も国際競争力あるといわれている精密産業は、米国と並んで欧州の売上比率も高い。例えばキヤノンは1円のユーロ安で、年間ベースで41億円営業利益が減る。

ホンダの場合は、ドルとユーロで10倍も影響度が違うのですね。 それだけ欧州で売れてないということなんですが。
トヨタはユーロの想定レートが元々高かったので、影響は大きいですね。

スズキ、「キザシ」にアルミ製リアロアアーム採用で重量半減

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スズキがアルミ中空押し出し材採用でリアロアアーム重量半減、材料と工法でコスト・軽量化両立|GAZOO.com

従来品は鋼板をプレス成型し、溶接して閉断面化することで強度を出している。これに対し、もともと閉断面のアルミ中空押し出し材を加工することで、コストアップとなる溶接点数を大幅に削減した。もちろん、鋼板からアルミへの材料置換ではダイカストという手法もある。しかし、ダイカストは強度のために材料が増加し、コストダウンを図りにくい。シンプルな押し出し材だからこそ軽量化とコストダウンが発揮できるわけだ。
 
開発した工法は押し出し材を冷間プレスでリアロアアーム形状に加工する仕組み。加工にあたっては、必要な部分を切削するため、溶接点数は限りなく少なくてすむ。その効果は大きく、アルミダイカスト製に比べ30%の軽量化と22%のコストダウンを果たしたという。機能面でも押し出し材の強度は高く、バランスをくずすためあえて弱くしたほど。

真ん中に受けがあって、スプリングの曲げ応力が掛かるサスペンションアームというのは、安いクルマのサスペンションという印象ですが、それをアルミで作るというのもね。
こうでないと安いクルマは作れないということなんでしょう。

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自動車メーカー10社10年3月期決算、国内事業は6社が営業黒字確保|GAZOO.com

トヨタの豊田章男社長は11日の業績発表で「販売店、仕入先、従業員は100点」と09年度を振り返った。一連の品質管理問題が販売に影響を及ぼすことが懸念されたものの、結果的に国内販売は前期比11・2%増の216万3千台と2けた増を記録。軽自動車を除くトヨタ・レクサスブランドの販売シェアは48・2%、軽自動車を含む販売シェア(ダイハツ工業、日野自動車ブランドを含む)は44・3%となり、それぞれ過去最高を更新した。国内の売上高は同7・9%の減収となったが、原価改善や固定費削減の努力により営業損失は前期から123億円縮小している。
 
ホンダも主力の「フィット」や「フリード」のほか、新型HV「インサイト」や新型「ステップワゴン」など高い競争力を持つ商品ラインアップに支えられ、国内売上台数は同12・9%増に伸長。国内の営業損失は海外向け売上高の減少などに伴う利益減、為替影響などがあったものの、販売費や一般管理費などのコストダウン効果で前期から1324億円改善した。
 
日産の国内販売台数も同2・9%のプラス。営業損失は43億円まで改善しており、今期での黒字転換に期待がかかる。

登録車シェアが過去最高になったトヨタや、あれだけ売れたホンダでさえ営業赤字ってどういうことだろうと思うけど、「国内販売」じゃなくて「国内事業」だからね。
国内生産拠点の稼働率低下や、円高による輸出減少(特にホンダ)、為替差損なども含んでいるハズです。
でも富士重やマツダは頑張ってるよね。 三菱自もわずかに赤字だけど、悪くない数字だと思います。

スズキ、10年3月期の2輪部門は211億円の赤字

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スズキ鈴木会長「2輪事業は今期で赤字ゼロに」(レスポンス) - Yahoo!ニュース

スズキの鈴木修会長は10日の決算発表の席上、2010年3月期まで2期連続で赤字に陥っている2輪車事業について「今期は赤字をゼロにもっていきたい」と、収支均衡まで回復させる方針を示した。
 
前期の2輪は「日米欧の先進国だけでなくアジアも含め落ち込んだ」とし、世界販売は10%減の302万台にとどまった。セグメント別の営業利益は211億円の赤字と、2009年3月期(64億円の赤字)からさらに悪化している。

四輪に人材を振り向けているんだろうな。 成長市場のアジアで存在感がないしね。

VWスズキ「世界販売首位」報道の怪奇

【池原照雄の単眼複眼】VWスズキ「世界販売首位」報道の??? | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

25日から26日の新聞・テレビ報道を見て、スズキの鈴木修会長兼社長は「ウチはいつからVW(フォルクスワーゲン)の子会社になったんだ?」と笑ったのではないだろうか。2009年の世界販売でVWとスズキを合算するとトヨタ自動車を抜いて「首位」になったと一斉に報じられたからだ。筆者も25日夜のNHKニューズを見て、でんぐり返る想いだった。(中略)
 
自動車企業や企業グループの世界販売実績は、連結決算の範囲で集計したり、比較したりするのが1990年代半ばから慣例となってきた。合弁会社が基本の中国では持分法適用会社の販売実績を加えるという例外はあるが、要は連結業績に影響を与える企業群の販売ボリュームを見るところに意味がある。(中略)
 
かつて、スズキに2割強を出資していた米GM(ゼネラルモーターズ)の世界販売に、スズキ分が合算されて報道されることはなかった。仮に資本と業務の両面で提携があるのを「連合」とするなら、トヨタの実績にはダイハツ工業と日野自動車のほかに、富士重工業といすゞ自動車も加えて比較しなければならない。

マスコミとしては、「トヨタの転落」というのが面白いんでしょう。

VW・スズキ連合、販売台数世界一に

スズキ・VW、世界販売台数でトヨタ抜く(読売新聞) - Yahoo!ニュース

資本・業務提携した独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループとスズキとの2009年の世界販売台数が計約860万台となり、トヨタ自動車グループを抜いて世界一になったことが25日、わかった。(中略)
 
これに対し、08年に世界トップだったトヨタグループは09年1~11月が約706万1000台で、同日午後発表する09年通年の台数は約780万台にとどまる見込みだ。(中略)
 
一方、ホンダは同日、09年の国内生産台数が前年比33・5%減の84万924台と過去最大の下落率を記録したと発表した。金融危機をきっかけとした自動車市場の不振で大幅減産したためだ。輸出台数も61・5%減の25万268台となり、下落率が過去最大だった。

たった2割の出資で議決権も持っていないので、ひとくくりにすべきか議論はあると思います。
それに提携を発表したのは昨年末ですが、VWがスズキに株式の代金を払い込んだのは、2010年1月19日です。 
ですから2009年の販売台数世界一は、トヨタグループであるというべきでしょう。

加熱するインドの自動車市場

連載「12億人の潜在力 熱くなるインドの自動車産業」(中)|GAZOO.com

インド市場で今後、新規の自動車購入層の中心になると見られているのが年収20万~100万ルピー(1ルピーは約2円)の中間所得層。オートエキスポ会場で話を聞くと、こうした層の人たちが多かった。「月収は1万2千ルピー」と言う33歳の男性は「貯金は少ないが、借金をしてでも3年以内に車を買いたい」と話す。また、「マルチ・スズキ車を2年前に購入した」と言う27歳の男性は「月収が2万ルピーを超えたので、車を持てるようになった」と言う。
 
50万ルピー―。実はこの価格がインド市場におけるひとつの大きな基準となっている。
 
息子2人、妻との一家4人で来ていた42歳の男性は「韓国車を2台保有している」というが、「50万ルピー以下でいい車があれば買い替えたい。そんな車を探しに来た」と話す。「年収は36万ルピー」という34歳の男性が「この車は間違いなく売れる」と指さしたのは、米ゼネラル・モータースが発表した1200ccのハッチバック車「ビート」。価格は33万4千ルピーで、彼にとって「驚くような値段」だったからだ。(中略)
 
現地メーカー製の二輪車に乗って会場に来た28歳の男性に日本の自動車メーカーについての印象を問うと、「よく分からない」のひと言。「トヨタ自動車とホンダは」と問い直すと「ああ、知っている」とだけ。すでにインド市場で27年の歴史を持つマルチ・スズキは現地の人にとって“インド企業”と認識されている一方で、トヨタやホンダにとってはブランドの認知度向上がまず最初のテーマになりそうだ。その上で、年末までに発売予定のトヨタ「エティオス」と11年に発売予定のホンダ「ホンダ・ニュー・スモール・コンセプト」では、価格設定が非常に重要になる。それが50万ルピー以下であることは必須条件だ。

日本でいうと、初代カローラやサニーが発売された頃のような、モータリゼーションの段階にあるのでしょうね。

2年前はまだインドが美味しい市場なのか、低価格の小型車で商売になるのかどうか、測りかねているメーカーが多かったですが、今や中国に次ぐ主戦場の様相です。

鈴木修会長 「僕は二番底があると思う」

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鳩山民主党政権も見放した?日の丸自動車 “デフレ”産業の袋小路と空洞化のホンネ ~各社首脳に聞く2010年以降の生きる道 | エコカー大戦争! | ダイヤモンド・オンライン

続いて、昨年の日本国内自動車販売台数を公表した。
 
四輪車が461万台。前年比90.7%で5年連続減少。二輪車が43万台。同76.3%で4年連続減少と厳しい数字となった。(中略)
 
2010年の見込みについては、為替の変動リスクがあり、経済状況の推移は楽観出来ないが、いわゆるエコカーなどの低炭素車への買い替え需要が期待できることから、四輪車が480万台、二輪車が40万台とした。

二輪は昨年よりさらに減るんですね。 いったいどこまで落ちるのやら。

スズキ、インドで生産・販売を強化

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NIKKEI NET(日経ネット):スズキ、インド生産強化 能力1割拡大、販売店は3割増

スズキは2010年中にインドでの四輪車生産能力を今より1割引き上げる方針を明らかにした。販売店数も11年末までに3割増の1000店体制を目指す。生産と販売の基盤を強化して、インド乗用車市場で5割のシェアを維持する狙い。後を追うトヨタ自動車やホンダも販売店網の拡張を急ぐ計画だ。
 
スズキの四輪車子会社マルチ・スズキが生産能力を引き上げる。ニューデリー近郊の主力生産拠点、グルガオン工場で10年半ばまでに塗装工程などの設備を増強。マルチ・スズキの年産能力は109万台となる。投資額は13億ルピー(約26億円)。

グルガオン工場の能力は70万台ということですが、9万台増の79万台になるようです。
塗装のオーブンあたりがボトルネックになっているのを解消して、能拡するということでしょう。

マルチ・スズキは来年に新工場を立ち上げる計画ですが、販売好調でそれまで待ってられないんでしょうね。

低価格車、インドが主戦場 カギは部品の現地調達率

asahi.com(朝日新聞社):低価格車、インドが主戦場に トヨタとホンダが新型披露 - 愛車

インドでは、80年代に進出したスズキの子会社「マルチスズキ」が5割近いシェアを持つ。他の日本メーカーはこれまで、インドなど新興国への進出に及び腰だった。低価格競争になりやすく、1台当たりの利幅が薄くなるからだ。マルチスズキの小型車の利幅は1台当たり数万円だという。(中略)
 
トヨタがこれまでインドで生産してきた中型セダン「カローラ」は約100万ルピー(約200万円)、ホンダが昨年発売した排気量1.2リットルの小型車「ジャズ」(日本名フィット)でも約70万ルピー(約140万円)だ。
 
すでに売れ筋価格帯に豊富な車種を持つスズキとの差は、現地での部品調達率にある。スズキが30年かけて現地の部品メーカーを育成し、現地調達率を9割以上にしたのに対し、トヨタやホンダは7割前後。新興国での生産でも日本並みの品質を追求してきたからだ。
 
安い車を作るには、発想の転換が迫られる。「零下30度でも一発でエンジンがかかるような車はインドでは過剰品質。その国の材料で作らないと戦えない」。ホンダのインド法人の武田川雅博社長はそう話す。これまで自動車の鋼板は日本製を使うのが一般的だったが、新型小型車にはインド最大手のタタ製鉄など地元の鉄鋼会社の安価な鋼板を多く使うことも検討するという。トヨタも「これからは現地に視点を合わせた開発をしていく」(岡部聡専務)と、現地調達率を上げていく方針だ。

「発想の転換」というと考え方を変えるだけと捉えられそうですが、社内規格を改訂(ダブルスタンダード化)させる必要もあるので大変です。

スズキ インドで開発した3列シートコンセプト車を発表

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【デリーモーターショー10】スズキ R3 はインドで開発 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

スズキのインドにおける四輪車生産販売子会社マルチ・スズキ・インディアは、5日のプレスデーから開催されるインドのデリーオートエキスポ(デリーモーターショー)にコンセプトモデル『Concept R3』などを出品する。(中略)
 
R3はマルチ・スズキのR&D部門がデザインした。全長4255mmの車体で6人乗りの3列シート乗用車を提案する。

これ、カッコイイね。 市販版では普通のドアになりそうだけど。