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EV用充電網機構が頓挫した理由

日産など今日会見 日の丸電気自動車、最後の賭け  :日本経済新聞

実は、EVに最も力を入れていた日産の不参加がダメ押しだった。
 
充電網機構設立から2カ月後、日産は車載電池事業で関係の深いNECや住友商事などと独自の充電サービス会社、ジャパンチャージネットワーク(JCN)を発足。日産が独自路線に走り、業界が一致団結する体制は壊れてしまったのだった。
 
日産はエコカー戦略の切り札としてリーフを2010年12月から発売し、これから本腰を入れるタイミング。なぜ、トヨタやホンダなどの充電網機構とたもとを分かったのだろうか。
 
「全社で業界横断的な取り組みを広げようとしているのに、日産さんは『1社だけ特別』という姿勢だった。EV市場を独占しようというエゴを感じるほど。少し焦っていたのではないか」
 
充電網機構の参加メーカー幹部はこう振り返る。

そりゃEVを「事業ベース」でやる段階の日産と、まだ様子見のトヨタ・ホンダが足並みを揃えるのは無理がありますから、日産の抜け駆けも仕方ないのではと思いますけどね。

自動車業界をあげて、EV急速充電インフラ整備へ

日産川口常務「次世代車両のためのインフラ整備は力を合わせる」 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

日産の川口均常務執行役員は同日、都内で会見し「自動車会社は競争が激しい業界とよくいわれるが、新時代、次世代車両のためのインフラの策定にあたっては力を合わせていく。そうした協力関係の中で充電インフラの設置の加速化、ならびに各社ばらばらではなくユーザーの利便性を向上させることを促進していきたい」と合意に至った背景を語った。
 
今回の合意に基づき4社は普通充電器を商業施設や高速道路のサービスエリアなどに8000基、急速充電器はコンビニエンスストアやガソリンスタンドなど4000基をそれぞれ設置する目標を掲げた。

「買い物中の30分間で終わる」とか言われても、まだ買い物が終わらなければクルマのところに戻って移動させなきゃいけないんでしょう? だったら充電終わるまで待ってる方がいいよ。
そうなると10分どころか5分くらいでないと、急速充電とか使いたくないですね。

米テスラの2012年決算 赤字は1.5倍に拡大

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米EVベンチャー、テスラの2012年通期決算…赤字は1.5倍に拡大 | レスポンス

同社の発表によると、売上高は4億1325万ドル(約387億円)で、前年比2倍の増加。しかし、最終損益は3億9621万ドル(約370億円)の赤字を計上。前年の2億5441万ドルの赤字から、赤字幅が1.5倍に拡大した。
 
また、2012年第4四半期(10‐12月)の売上高は、3億0633万ドル(約287億円)で、前年比7.8倍もの増加。一方、最終損益は8993万ドル(約84億円)の赤字。前年の8148万ドルの赤字から、赤字額が10%増えている。
 
同社によると、赤字が拡大した要因は、新型4ドアEVスポーツ、『モデルS』を2012年6月に発売したことに伴い、ディーラーネットワークの整備費用などがかさんだため。しかし、モデルSの販売は好調だという。

なんだか無茶苦茶な決算だね。 売上高の96%もの赤字なんて。
しかも通期売上高の74%を4Qで計上してるんでしょ? マトモな会社とは思えませんな。

EV低迷で投資が重荷となった電池産業

EV低迷が揺るがす電池産業:日経ビジネスオンライン

NECと日産が出資し、リーフ向けに電池を供給するオートモーティブエナジーサプライ(AESC)は、約1000億円を投じ年産でEV約9万台分の生産体制を整えた。ところが、2012年のリーフの販売は世界で約2万7000台と、計画の3分の1足らず。先月には、AESCがソニーの電池部門の株式を取得したうえで、政府系ファンドの産業革新機構から出資を受けるという報道もあった。ソニーの経営不振という側面が大きそうだが、AESCに余裕がないのも確かだろう。
 
GSユアサと三菱商事、三菱自動車が出資するリチウムエナジージャパンも同様だ。アイ・ミーブ向けを中心に2012年、約6万8000台分の年産体制を整えたが、稼働率は低迷している。(中略)
 
リチウムイオン電池は、日本の将来を背負う主力産業の1つと期待されている。小型でのシェア低下は避けられないが、EV向けはリードを保っていけそうな分野だ。だが、EV市場の勃興までに、電池メーカーが持ちこたえられなくなる恐れもある。
 
経済産業省はEVなどの価格低下を自動車メーカーに促す新しい購入補助の仕組みを検討している。EV向け電池の開発、生産基盤を弱体化させないためにも、さらなる需要喚起策や充電スタンドの整備などを国を挙げて進めることが急務だ。

それぞれの企業が自社の発展のために投資判断したものに対して、いつから国が救済しなければならなくなったのかな? モラルハザードも甚だしいね。

もし日産や三菱自など自動車メーカーがそのキャパシティを要求したのだとしたら、最低数量の引き受けを契約に盛り込むべきだったんでしょうね。

日産「リーフ」、4月に一律28万円値下げ

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日産「リーフ」、一律28万円値下げ 4月に改定  :日本経済新聞

日産自動車は17日、電気自動車(EV)「リーフ」の価格を4月に改定し、一律で約28万円値下げすると発表した。国と地方自治体の補助金を最大限使うと、価格が200万円を切る地域もあり、実質的な購入価格はトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」に近づく。値下げにより国内累計2万1000台にとどまるリーフの販売拡大を目指す。
 
リーフの発売は2010年12月。12年11月に価格を約40万円引き下げた廉価版「Sグレード」を加えており、モデル全体の一律値下げで一段の普及を後押しする。
 
価格改定後のリーフの価格は、12年度の国のEV購入の補助金78万円を最大限受給した場合、221万~299万円。プリウスの売れ筋であるSグレード(232万円)の価格に近くなる。

EVも1台400万円以上するような非現実的な価格帯から、ハイブリッド車と比較できるところまで降りてきたようですね。
であれば、補助金も段階的に引き下げていくべきだと思いますね。

ゴーン日産社長「リーフには失望している」

日産ゴーン社長、EV販売伸び悩み「失望している」  :日本経済新聞

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は14日、電気自動車(EV)「リーフ」の販売伸び悩みについて「失望している」と語った。ただ、「問題点はわかっている」と強調。米国の販売価格を引き下げつつ、政府にインフラ整備の働きかけを強めるなどして立て直しを急ぐ方針を示した。
 
14日開幕した北米国際自動車ショーの会場で、記者団に語った。リーフの2012年の世界販売台数は前年比22%増の2万6973台で、会社予想の50%増を大きく下回った。10年12月にリーフを発売した米国では、円高の進行で採算が悪化。価格が高くなり、販売が伸び悩んでいる。(中略)
 
ゴーン社長は「ここ数日の北京の大気汚染のニュースを見ればわかるように、『ゼロ・エミッション車』は必ず定着する」と力説。日本でも発表した同様の値下げ効果などにより、13年はリーフの世界販売を「少なくとも20%以上増やしたい」と表明した。

いくらEVが売れても、北京の大気汚染は改善しないでしょうね。

フィアット 500 e、米EV最高の電費性能

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フィアット 500 e、米EV最高の電費性能…航続距離は約140km | レスポンス

同車は、フィアット500をベースに開発された市販EV。クライスラーグループが開発したEVパワートレインは、モーターが最大出力111ps、最大トルク20.4kgmを発生する。二次電池は、蓄電容量24kWhのリチウムイオンバッテリー。充電は120Vソケットで約24時間、240Vソケットなら4時間以内だ。
 
今回、米国EPA(環境保護局)が認定したフィアット500 eの電費性能は、市街地122MPGe、高速108MPGe、複合モード116MPGe。1回の充電で、最大約140kmが走行できる。
 
フィアットUSAによると、高速108MPGeの電費性能は、米国で販売されているEVで最高値。複合モードの116MPGeも、EPAの認定電費でクラストップだという。

複合モードで116MPGeなのに、24kWhの電池で140kmしか走らないというのは、EPAモードだからなんでしょうかね?

2013年もEVへの逆風は続く?

【テーマ3】自動車産業 2013年、世界の自動車産業は「市場変移」 「電動化」「通信との融合」の三大要素で異変か ――ジャーナリスト 桃田健史|テーマで読み解く2013年の課題と展望|ダイヤモンド・オンライン

「持ち上げておいて、ド~ンと落とす。どうして、日本のメディアはいつも、こんなことをするのか」
 
日系大手自動車メーカーのEV開発関係者がぼやく。

どこのメーカーかは想像つきますけどね。

日産、ハイブリッド車へ方向転換? EV普及見込み違い

日産「つなぎの技術」へ方向転換 EV普及遅れ…HV15車種投入へ (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS(ヤフーニュースビジネス)

日産自動車は12日、2016年度までに15車種のハイブリッド車(HV)を投入し、計17車種とする計画を発表した。同社はこれまで電気自動車(EV)の販売に力を入れてきたが、EVの普及が遅れていることから、事実上の方向転換に踏み切った。HVではマツダなども来年から販売する計画で、当面はHVがエコカーの軸となりそうだ。(中略)
 
同日会見した志賀俊之最高執行責任者(COO)は「いずれの車種もクラストップの燃費性能とする」と述べた。志賀COOはEVについて「次世代環境技術の本命」とする方針に変わりはなく、HVは「つなぎの技術」と強調したが、「事実上のHVへの方向転換」(証券アナリスト)との声も出ている。

もともとはHVを開発するリソース(資金、能力)がなくて、HVより簡単なEVから始めただけで、HVを全面的に展開していくというのは既定路線だったのだと思いますよ。

ロサンゼルス自動車ショーはEVで盛り上がっている?

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朝日新聞デジタル:エコカー中心のショーに異変 米、電気自動車展示減る

ロサンゼルス自動車ショーが28日開幕した。エコカー中心のショーとして知られるが、今年は電気自動車(EV)ブームの陰りを反映し、エコカーの展示が減っている。
 
会場があるカリフォルニア州は、各メーカーに環境対応車の販売を増やすよう求めるなど規制が厳しいため、例年はエコカーの発表が多い。だが、今年は新しいEVを大々的にアピールしたのは米ゼネラル・モーターズ(GM)など数社だけだった。
 
象徴的だったのがトヨタ自動車で、発表の目玉はスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」の新モデルだった。米有力ベンチャー企業と共同開発したEVを華々しく発表した2年前との落差は激しい。ほかの大手メーカーも、EVを展示してはいるが、発売済みの車種ばかりだ。

日本のマスメディアはEVに厳しいという意見もありますが、どうなんでしょうね?

日産「リーフ」をMMC、80kg軽量化 廉価版も

日産がEV「リーフ」を一部改良、ヒートポンプの採用で暖房時の航続距離延ばす - クルマ - Tech-On!

日産自動車は2012年11月20日、電気自動車(EV)「リーフ」を一部改良して発売した(図1)。新しく廉価版のSグレードを追加し、価格は334万9500円から。従来は376万4250円からだった。実用上の航続距離を延ばすため、暖房を使うときの電力消費量を大きく減らした。さらにカーナビの機能を高めて、電池切れに対する不安の解消に努めた。
 
日産は2010年12月にリーフを発売して以来、2012年10月半ば時点で約4万台を売った。2012年末で6万台とした目標の達成は難しい状況だが、世界で初めての本格的な量産EVであり、上々の販売台数とも言える。

6万台というのは全世界での台数だよね。
「i-MIEV」を含めた既存車のコンバートEVじゃなく、専用ボディを持った量販車としては、期待された台数ではないでしょうが、それでも頑張った方だと思いますよ。

取得税と重量税を撤廃したら、燃料税が上がる?

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石油業界、盟友との利益相反:日経ビジネスオンライン

石油業界はこれまで度重なる増税を受け入れてきた。それは「政治力が乏しく遠慮もあったから」(石油業界幹部)。だが、2004年度に予想より5年以上早くガソリン需要がピークアウトし、A重油は7年で半減。悲鳴を上げる販売現場に、再び増税の脅威が襲いかかっている。(中略)
 
自動車業界にとって、自動車取得税と重量税の撤廃は悲願。特に気勢が上がっているのは、8月に成立した消費増税法を巡る3党合意で、「両税を抜本的に見直し、消費税率8%への引き上げ時までに結論を得る」としたためだ。
 
経済産業省は両税の撤廃を今年度の税制改正要望の一丁目一番地に据えるが、財務省や総務省の反対は根強い。総務省の地方財政審議会は10月22日、「両税を負担軽減するなら燃料課税を含む環境税制全体の見直しが必要」という内容を答申。財源の減少分は燃料税などで補うべきだとクギを刺した。
 
クルマで減税したら、またもや石油が増税される――。差し迫る増税の脅威に、石油業界の警戒はピークに達している。かねて石油製品は、価格弾力性があると言われてきた。「だが、それは昔の話。値上げをすれば需要は落ちる」と河本副会長は言う。

所得税でとるか消費税で取るかみたいなものですね。

むしろクルマのランニングコストは上がるかもしれません。 それでいて取得税と重量税を撤廃しても、クルマの販売が上向くとは思えないですけどね。
EVの販売には追い風になるかも。

日産志賀COO、EV販売低迷報道は「非常に残念で悔しい」

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日産志賀COO、EV販売低迷報道「非常に残念で悔しい」 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)

日産自動車の志賀俊之COOは11月6日に横浜市の本社で開いた決算会見で、電気自動車の普及状況について聞かれ、「EVの販売が少し低迷しているという報道をみると、正直言って非常に残念で悔しい」と述べた。
 
志賀COOは「地球温暖化問題、あるいは資源エネルギーの問題で、人類はいずれどこかの時点で化石燃料から再生可能エネルギーで走る、持続的なモビリティに移っていく必要がある。それを日産がリスクを負って、量販メーカーとしてグローバルに展開を始めた。色んな状況は確かにある。ただし我々は、それだけの覚悟と大義をもってEVの普及をやっていくという、そういう熱意で頑張っている」と強調した。

いや、だれも頼んでないから。 そんなこと。
自分がやりたいからやってるんじゃないのか? 義務感でやってんの?

いまリーフ買ってるユーザーは、好きで買ってるんだと思うぞ。
メディアに恨み言いうくらいなら、売れるEVを作りゃいいのさ。

EV報道におけるマッチ・ポンプ的扱い

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なぜ“あれだけ”を根拠に日本EV負け組報道? 「チャデモvsコンボ」戦争終止符への危険なミスリード|エコカー大戦争!|ダイヤモンド・オンライン

日本では近年、「EV盛り上げ」いや「必要以上の、EV持ち上げ」報道が目立った。また、日系自動車メーカー製EVと、投資マネーうごめく欧米ベンチャー製EVを、同じテーブルの上で論じてきた。ベンチャー=「IT系のノリで自動車産業革命を起こす」と、彼らの実態以上に「持ち上げて」きたのだ。
 
そして、東日本大震災後は、節電必要論が高まるなか、EV関連報道がめっきり減った。また、EVの非常用電源として活用法について、しっかりした技術論の裏付けがないまま、スマートグリッド/スマートシティ/スマートハウスの議論のなかでも、EVの実態を把握していない「夢物語報道」が今も目立つ。

マスメディアは、人々の耳目を集めるように面白おかしく伝えたいだけですからね。
もちろんEV推進の人々も、そんなマスメディアの力を借りて盛り上げようとしてきたわけで、逆風にさらされるようになってからメディアに恨み言を言っても仕方ないですよ。

EV普及は踊り場か?

【インタビュー】EV普及は踊り場、ワイヤレス充電が敷居を下げる…三菱自動車 | レスポンス (エコカー、EVのニュース)

----:2011年にはi-MiEVの航続距離を180km(JC08モード)に伸ばした仕様と廉価グレードを設定しましたね。
 
和田:当初、航続距離160km(10・15モード)で発売しましたが、これは私どものガソリンエンジンの軽乗用車『i(アイ)』のお客様であれば、たいていは満足する距離だという考えで設定しました。(中略)
 
これは社内でも、かなりの議論がありましたが、容量が従来の16kWhに対して10.5kWhという7掛けに近い電池を造りました。電池の容量が減れば電池のコストも下がるわけですから、販売価格もぐっと落ちるということもあって出すことにしました。
 
----:実際の販売比率はどうなってますか。
 
和田:6対4くらいで航続距離が短い「Mグレード」が多いです。特にMグレードのお客様はEVの特性を良くご理解頂いた上でご購入頂いていますね。充電できる場所がどこにあるのか調べて、東の方に行く時は、ここで充電してとか頭の中でマッピングをしながら楽しんでるようです。

買い物などで半径20km圏内しか走らないという使い方なら、いっそミニマムな電池容量でいいんでしょうね。
ニッチになるのは仕方ないけど、どのみちまだメジャーにはなれないんだからその方が合理的です。

販売低迷のEV、「先行組」に孤立感

販売低迷のEV、陣営拡大へ迫られる戦略転換:日本経済新聞

「正直に言うと、期待外れだ」。今月2日、日産でEV事業を担当するアンディ・パーマー副社長はニューヨーク市内で応じた一部メディアの前でこう漏らした。米国での「リーフ」の今年度上期の販売台数は約3500台。通期の目標である2万台の達成は厳しい。今年末には米国でリーフの生産を開始する。しかし、その米工場のEVの生産能力は現在、「リーフ」を生産する追浜工場(神奈川県横須賀市)の3倍に相当する年15万台規模だ。(中略)
 
このほど、デロイトトーマツコンサルティングが今年3月下旬に約2000人を対象に実施したアンケートによると、EVについて「よく知っている」「知っている」と答えた人は88%と前年の21%から大幅に上がった。しかし、その一方で、「購入を検討する」と回答した人は昨年と同じ18%にとどまった。「価格の高さ」と「航続距離の短さ」が依然としてEV普及のネックとなっている。(中略)
 
さらにここにきて日産・三菱自の「EV先行組」には逆風が吹く。トヨタがこのほど小型EVを開発、年内に販売することを表明したが、その台数は年間100台。しかも、リース限定の販売。「2年前にはEVは年間数千台の販売を期待していたが、現状ではなかなか難しい」(内山田竹志・トヨタ副会長)と、当初計画から大きく縮小した。
 
「ライバルもEVをどんどん販売してもらうことで市場が拡大する」(日産幹部)と期待を寄せていただけに、トヨタの計画にEV先行組の落胆は大きい。ホンダもトヨタと同様、「EVは近距離用コミューター」と位置付けており、環境対応車の主力にEVを据える日産・三菱自とは一線を画し、ハイブリッド車(HV)の拡充に力を入れている。

「リーフ」が売れないのは、航続距離や価格よりも単に「カッコ悪い」からだと思いますよ。

HDCとESBとEPB

ユーザーライクな降坂回生制御機能 【ホンダ フィット EV 試乗レポート/大谷達也】

もうひとつ、フィットEVで目新しいのが降坂回生制御と呼ばれる機能である。
 
これは、坂を下っていることをフィットEV自身が認識すると、アクセルペダルから足を離してもスピードが一定になるように回生量を自動的に調整してくれるのだ。
 
実際に使ってみると、スピードの出し過ぎをクルマが勝手にコントロールしてくれるのでとても便利だった。しかも、速度が上がってはブレーキを踏み、また速度が上がってはブレーキといったことを繰り返す必要がないから、そのたびに乗員の首が前後にガクガクすることもない。便利で快適、しかも安全な装備といえる。

これは「Hill Descent Control(HDC)」という機能ですね。 自分も最近知りました。
効率良く回生できるので、EVやHEVには最適ですね。

NEC、高電圧でガスが発生しにくい電極材料と電解液を開発

EV走行距離3割長く NEC、充電1回260キロ  :日本経済新聞

NECは電気自動車(EV)やハイブリッド車に使うリチウムイオン電池の蓄電容量を、従来より3割以上高める新技術を開発した。現在、市販されているEVが1回の充電で走れる距離は200キロメートル程度。この電池を使えば東京―長野市にほぼ相当する約260キロメートルへ3割延ばせる。2年以内の実用化を目指す。(中略)
 
NECは高電圧でもガスが発生しにくい新たな電極材料と、電解液の開発に成功した。コバルトなどの希少材料を電極に使わなくても蓄電容量を増やせる。このため、寿命や製造コストは日産自動車のEV「リーフ」に搭載している電池とほぼ同等のまま、走行距離を3割延ばすことが可能という。

このところ各社から新しいEVが発表されて、性能が見劣りがするようになったリーフですが、この技術が導入されれば航続距離で一躍日本のトップに躍り出ることになりますね。

でも「2年以内の実用化」ということなので、期待されたリーフの大幅MMCはまだ先になるのでしょう。

EVはタクシーに向かない?

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「EVはタクシーには向かないわ」:日経ビジネスオンライン

「売り上げは2~3割は減ったね。だって長距離のおいしい客は断らなきゃいけないんだから。これはやるせないよ。だから会社の同僚はこれには乗りたがらない。そりゃそうだ、売り上げが減ることはわかってるんだから。だから会社でEVに乗ってるのは俺だけ。会社から多少の補助は出るけど、それでもトントンかな。それにこの車、色が青で目立たないんだよ。青い車なんて珍しくないし…」
 
日ごろの思いが一気に噴出したのか、待ってましたとばかりにEVの不満を話し続ける。「そうなんですか」「それは大変ですね」と、聞いているうちに目的地に到着。5分くらいのドライブだっただろうか。料金を払い、降りようとする私に運転手は言った。
 
「EVはタクシーには向かないわ。もう乗りたくないよ」

えらい言われようですが、仮にいくら環境に良かったとしても、稼げなきゃドライバーにとっては意味が無いので仕方ありませんね。

デミオEV、世界最高の電費性能を記録 但し参考記録

Mazda_Demio_EV_2.jpg

電気自動車:世界最高の電費性能を記録、マツダが電気自動車を発売 - スマートジャパン

デミオEVの特長は電費性能と走行距離。1km走行するために必要な電力を示す「交流電力量消費率」で100Wh/kmと、本田技研工業の「フィットEV」(106Wh/km)やトヨタ自動車の「eQ」(104Wh/km)といった競合車種をしのぐ性能を記録した。
 
満充電状態から電力を使いきるまで走行できる距離を示す「一充電走行距離」も200kmと良い記録を残している。これはフィットEVの225kmに次ぐ長さだ(図2)。

そりゃすごい。