MapView25000では、IMGファイルに変換する際に、要素の属性をカスタマイズすることができます。 本稿ではその解説を試みます。
執筆時点でのMapView25000のバージョンは、Ver. 0.81です。 バージョンアップ等により、本稿とは異なる場合があります。
メニュー「地図」の「表示設定」をクリックすると、「地図の表示設定」ダイアログが表示されます。 ”道路”や”河川”などのタブがあり、個々の要素の種類と、表示レベルを設定する為のスライダーが並んでいます。 この要素の種類は、国土地理院の空間データ基盤(ベクトル地図)における定義です。
スライダーの5つのポジションは、左から「不表示」「レベル3」、「レベル2」、「レベル1」、ときて、一番右が「レベル0」です。
このスライダーは、メイン画面のズーム・スライダーと関連しています。 ズーム・スライダーの場合は、「5つのポジション」ではなく、「4つのレベル」を表していると考えてください。 左から「レベル0」、「レベル1」、「レベル2」、そして「レベル3」です。
例えば、国道や高速道路は「レベル0」ですから、ズーム・スライダーがどこにあっても表示されます。 有料道路は「レベル2」ですから、ズーム・スライダーの位置が「レベル2」と「レベル3」に入ると表示されます。 一般道は「レベル3」なので、ズーム・スライダーが「レベル3」に入ると表示されます。 庭園路/石段は表示されません。 これらの設定は、画面表示にのみ影響を与えます。

次に、IMGデータへの変換設定を見てみましょう。 メニュー「データ変換」から「数値地図25000 → Garmin IMG (*.img)」をクリックすると、「地図の変換」ダイアログが表示されます。 ここで「変換設定」ボタンをクリックすると、「地図の変換設定」ダイアログが現れます。
先ほどの「地図の表示設定」ダイアログと同じ様に、”道路”、”河川”などのタブの中に、要素の種類、表示レベルのスライダー、そしてドロップダウン・メニューが並んでいます。 下の図は、”点”タブのデフォルト設定です。
ドロップダウン・メニューでは、GARMINのIMGファイルで使用できる要素タイプを選択します。 つまり、空間データ基盤(ベクトル地図)における要素と、IMGファイルにおける要素タイプを、ここで関連付けている訳です(要素タイプは、cGPSmapperに同梱の RGNtype.xls を参照のこと)。
デフォルト設定で変換したIMGファイルを、GPSMapEditで表示してみました。 かなり拡大しましたが、区・市役所/町役場くらいしか表示されていません。 上図の設定どおりです。

”点”要素は、表示設定では下の図のようになっています。
試しに、「変換設定」を「表示設定」と同じにして変換してみます。
日本全国を変換すると、大変な時間が掛かるので、メッシュ1枚だけで試してみます。
変換時間は2倍近く掛かりました。 変換後のIMGファイルをGPSMapEditで表示してみました。 長いローマ字のせいもありますが、ゴチャゴチャして見辛いですね。

要素の表示/不表示を決めるレベルですが、どのように決められているのでしょうか? MapView25000で変換したIMGファイルを、GPSMapEditで読み込んで、メニュー「File」から「Map Propaties」をクリックします。 そして、”Levels”タブを表示してみてください。 Level0〜3までのズーム・レンジが表示されます。 「Change」ボタンをクリックして、値を変えることもできます。
そして、これらのレベルとズーム・レンジの属性は、Polish Formatのヘッダー部にも記入されています。 属性の意味については、Polish Formatに関する説明(英語)[Web翻訳]を参照のこと。
