日本語版のeTrex Vista-JやLegend-Jには、1/20万分の1の日本地図が搭載されている。 さらに内蔵メモリ(Vista-J、Legend-J共に16MB)に、マップソース日本版を格納すれば、1/25000詳細地図を表示させることもできる。
英語版のeTrex VistaやLegendにも、マップソース海外版を格納する為の内蔵メモリが搭載されている(Vistaが24MB、Legendは8MB)。 しかし残念ながら、このメモリにマップソース日本版を格納することはできない。
しかし世の中にはエライ人がいるもので、国土地理院がインターネットで公開している空間データ基盤(ベクトル地図)を変換して、英語版eTrax Vista/Legendに格納することができるようになった。 その方法を説明しよう。
これはあくまで「私の例」であり、成功することを保証しているわけではありません。 また、このページを参考にして何らかの問題が生じた場合でも、私は一切責任を取りません。 あしからずご了承ください。
unlha32.dllは、インストーラーがついているので問題ないでしょう。 MapView25000は、解凍したら適当なフォルダ(例えばC:\Program Files\MapView25000)を作って、そこに入れます。 MapView25000.exeのショートカットを作っておくと便利です。 GPSmapperも解凍したら、先ほど作ったMapView25000のフォルダにコピーしましょう。
Sendmap20は rev. 1.6以降から、GARMIN純正のUSBドライバが使えるようになりました。 USB接続タイプの場合は、付属のCDからドライバをインストールしてください。 Sendmap20はシリアル接続のVista/Legendでも問題なく使えます。 rev.2.1からGUIで転送するファイルを選択できるようになりました。 Sendmap20をインストールするフォルダはどこでも構いません。
MapView25000を起動します。 メニュー「設定」の「フォルダ設定」をクリックします。
「数値地図25000データ」には、数値地図(空間データ基盤)のLZHファイルが保存されます。 「地図保存フォルダ」は、MapView25000が作成する地図データ(mvwファイル)を保存する場所です。 どちらもデフォルトのままでいいです。 「cgpsmapper」はMapView25000と同じフォルダに入れましたよね? 設定したらOKボタンを押してください。
次に、同じくメニュー「設定」から、「描画設定」をクリックします。
英語版Vista/Legendは、日本語を表示できませんから、「英語」をクリックしてOKボタンを押します。 日本語版のVistaやLegendをお持ちの方は、「日本語」にすると、ちゃんとGPS上でも日本語で表示されるそうです。
MapView25000は、Ver 0.75から国土地理院の数値地図(空間データ基盤)の閲覧(試験公開)のページから、直接空間データをダウンロードできるようになりました。 一括ダウンロードソフトは必要ありません。
メニュー「地図」から「開く」をクリックします。 「地図のロード」ダイアログが開くので、読み込む市町村をクリックします。 広範囲なほど、ダウンロード/読み込みに時間が掛かります。 全国のデータ(約2.43GB)をダウンロードするには、ADSL 1.5Mで一晩掛かります。 さらにそれを読み込むのに数時間掛かるので、PCの処理能力にもよりますが、まる一日掛かると考えてください。
MapView25000は初めて地図を読み込んだときに、「地図保存フォルダ」に *.mvwという地図データを作成します。 次回からはこのデータを読むので、地図の読み込みは一瞬です。
英語版eTrexの場合は、空間データを読み込んだだけでは、地名などの文字は表示されません(空間データに入っているのは日本語の地名なので)。 よって、日本語の地名を英語に変換する必要があります。
変換に利用するのは、郵便番号のデータです。 MapView25000を解凍したフォルダの中にある、地名データコンバータの簡易マニュアル(地名コンバータ.html)を参考に、地名データ.txtファイルを作成します。
地名データが作成できたら、MapView25000のメニュー「地図」から「作成」→「英語の地名」をクリックし、地名データ.txtファイルを指定してOKボタンを押します。 15分くらいで英語の地名が作成されます。
ちゃんと読み込めたでしょうか? 大丈夫なら、メニュー「データ変換」から「数値地図25000 → GARMIN IMG (*.img)」をクリックします。

「地図の変換」ダイアログが表れます。 「データを間引く」と「変換設定」は、とりあえずいじらずに(「変換設定」についての簡単な解説)。 「保存フォルダ」は、GPSに転送するIMGデータが作成されるフォルダです(どこでも構いません)。 設定が終わったらOKボタンを押します。

変換範囲の指定は、メッシュの上で右クリックすれば、反転状態になって選択されます。 「データのない場所は選択しない」にチェックを入れて、”選択反転”ボタンを押すと、ロードされた地図全てが選択されます。
選択し終わったら、OKボタンを押します。
時おり、コマンドプロンプトが開いて、GPSmapperがIMGファイルに変換していくはずです。 ちなみに、Pentium4 2.60GHz、メモリ1GBの環境で、日本全国のデータを変換するのに、2時間20分掛かりました(データの間引き、変換設定はデフォルト)。
無事変換が終わったら、いよいよ転送です。 eTrexをPC接続ケーブルでつないで、sendmap20を起動します。 ”Add maps”ボタンをクリックします。
「保存フォルダ」で指定したフォルダを開くと、*.imgというファイルが出来ています。 転送したいファイルを全て選んで、”開く”ボタンをクリックします。

Approx size of maps: に、選択したIMGデータの合計サイズが表示されます。 ハンディGPSの搭載メモリを超える場合は、”Remove”ボタンでリストから除外してください。
転送前に、ハンディGPSとの接続を確認します。 Deviceという囲みの中にある”Connect”ボタンをクリックします。
正常に通信できたなら、Found GPS: の下にハンディGPSの名称が表示されるハズです。

では転送開始です。 ”Upload selected maps to GPS”ボタンをクリックします。 下記のようなダイアログが出て転送経過が表示されます。
USB接続の場合は、数十秒で転送は終わりますがシリアル接続だと非常に時間が掛かります。 目安としては57600bpsの場合、メッシュ6枚で20分位でしょうか。
MapView25000を開発されたhirakkyさんをはじめ、有用なソフトウェアを開発、提供してくださった方々に、お礼申し上げます。