HPに写真を載せる場合、画像に対して何らかの加工を施す必要が出てくる。 特にスキャナで取り込んだ画像については、まずそのままでは使えないと思った方がいい。 そこでレタッチ・ソフトのお世話になる。
これが正しい方法というわけではなく(むしろ間違っているかも)、あくまで「こういう風にやってるよ」ということなので悪しからず。
Photoshop ElementsなどのAdobe製品に付属する、Adobe Gammaを使用してモニタのキャリブレーションを行う。 Adobe GammaはElementsなどの体験版にも付属しているので、入手されることをお薦めする。
Adobe Gammaで設定を保存したカラープロファイルを、”画面”のプロパティの”色の管理”タブで関連付けする。

コントロールパネルの中にあるスキャナ(WindowsXPでは”スキャナとカメラ”)を開いて、使用するスキャナのプロパティーを表示させる。 ”基本設定”タブのカラーマッチングをどれにするかは、どういう絵作りするかによる。
新緑など彩度の高い絵にするなら「推奨」に。 ScanGear CS-U(TWAINドライバ)の”トーン”タブを使って、スキャン時に画像の補正を行う場合は「なし」に設定する。 元の写真に忠実な絵にするなら、「ColorGear」にする。 設定によるスキャン画像の変化については、カラーマッチング設定の比較を参照のこと。
同じく”色の管理”タブで、カラープロファイルにsRGBが入っていることを確認する。

メニューの”編集”から”カラー設定”を選択。 ”限定されたカラーマネージメント”に設定する。

銀塩写真の場合は、紙焼した写真をフラットベッド・スキャナーで取り込む。 Photoshop Elementsを起動し、メニューの”読み込み”から”CanoScanD2400U”を選ぶと、TWAINドライバのScanGear CS-Uが起動する。
読み取り解像度は、HP掲載用なら600dpiもあれば十分だろう。 解像度が2倍になれば、ファイルサイズは4倍になる。 L判の取り込みで、ファイルサイズは18MB程度になる。 モアレ低減、輪郭補正は、共に無し。

メニュー”レベル補正”で、ヒストグラムを表示させる。 グラフの左右が空いていたら、両端の三角記号をグラフの端まで移動させる。 真中の三角記号を移動させると、中間調の明るさの補正が出来る。 プレビューを見ながら調整。

必要なら、メニュー”色相・彩度”で、彩度の補正を行う。 HPに載せる画像は、自然な色合いより記憶色に近い方が、閲覧者の印象が良いようだ。 補正量は+5〜+10位まで。 デジカメの場合は、あらかじめ記憶色に近い色合いになっていることが多い(特にフジのFinePixシリーズは)ので、彩度の補正はあまり必要ない。
色相は、緑かぶりの補正などに使用する。

メニュー”明るさ・コントラスト”で明るさとコントラストの補正をする。 明るさは、レベル補正で暗くなってしまうことが多いので、多くの場合補正が必要になる。 コントラストの補正は、レベル補正を行ってあれば不要な場合も多い。

メニュー”画像解像度”(判りづらい名前)で画像のサイズを変更。 次工程のトリミングの仕上がりを考えて、最終的な画像サイズに収まるように調整する。 サイズの変更が終ったら、一旦画像をBMP(Windows)形式で保存。

レタッチソフトはトリミング機能の自由度が低いので、trimというシェアウェア(Windows版。サポート終了と共に無償になった)でトリミングを行う。 trimはあらかじめサイズを登録できるので、画像の大きさを揃えるのに重宝する。 標準ではBMPかPNG形式しか読み込めないが、Susieプラグインをインストールすれば他の形式の画像も読み込むことができる(出力はBMP/PNG形式のみ)。 トリミングしたら、再びBMP形式で保存。
再びElementsに戻って、トリミングした画像を読み込む。 HPに載せる画像は、転送時間や閲覧者の画面解像度を考えると、あまり大きく出来ない。 縮小すると眠い画像になってしまうので、場合によっては”シャープ”フィルターをかける。
メニュー”Web用に保存”で、ICCプロファイルを埋め込んでJPEGとして保存。 JPEGの画質は、ツーリング記録などは”標準”、整備記録は”低画質”で十分である。

これまで使用したことがあるレタッチソフトについて一言。
Canon CanoScan N656Uに付属してきた。 Elementsを買うまでは、これを使っていた。
自由度は少ないが、一応トーンカーブ機能はある。 ICM対応ではないのが残念。 レタッチによる画像の劣化が少し気になった。
Wacomのタブレットに付属してきたが、ほとんど使っていない。
ユーザーインターフェースが独特で慣れなかった。 機能自体は結構高いものを持っていると思う。 保存ファイル形式がPhotoDeluxe独自フォーマットで、BMPやJPEGへはファイルをエクスポートしなければならないのが面倒。
現在、常用しているレタッチ・ソフト。 PhotoDeluxeユーザー向けアップグレードパッケージを購入。 この価格(\9.8k)でここまで出来れば上等だろう。
ガンマ値設定ツール(Adobe Gamma)が付属しているのがポイント高い。 できれば無償で配布してほしい(体験版に入っている)。 ”Web用に保存”すれば、画像へのICCプロファイルのタグ付けが可能。 JPEGの圧縮率で画質や転送時間が判るのもいい。
残念ながら48ビット入出力が出来ないので、ハイエンド・スキャナの能力をフルに生かすことができない。 トーンカーブ機能もないが、ヒストグラムを見ながらレベル補正は可能(トーンカーブが欲しければPhotoshop 6.0を買えということらしい)。
Canon CanoScan D2400Uに付属してきた。
世代的には結構古いので少々使いづらいが、48ビット入出力(画像のサイズ変更ができない)とトーンカーブ機能を持っているので、Elementsと併用すればハイエンド・スキャナを生かすことができる。
Yahoo!オークションなどでは、\1.5k位で売りに出されていたりするので、お買い得かも。