デジカメは経済的だし即時性もあり便利だと思う。 でも後々まで残したい写真は、やっぱり銀塩写真で撮っておきたい。
銀塩写真をデジタル化する方法にはいくつかある。
富士フィルムのフジカラーCDや、コニカのCD-R書き込みサービス、コダックのピクチャーCDなど。 CDに追記が可能(コニカ)だったり、同時プリント時のみ(コダック)など、メーカーによって違いがある。 以下の解説はフジカラーCDの場合。
いわゆる初期投資はゼロ。 ランニングコストは、現像・プリント代の他にフィルム一本あたり\700掛かる。
フジカラーCDの場合、書き込み形式はExif (JPEG)。 解像度は35mmフィルムの場合は1536×1024画素(4Base)、APSの場合は1680 x 944画素となる。 APSでは撮影時のプリントタイプに拘わらず、常にH(ハイビジョン)サイズでの書き込まれる。
一番お手軽な方法ではあるが、画質的には暗い所が潰れ気味でノイズも多い。 一時的な利用ならともかく、継続的にデジタル化のニーズがあるなら、スキャナの購入をおすすめする。
最近は600dpiクラスなら実売\10k以下、1200dpiで入出力48ビットといったハイスペックな機種でも実売\20k以下で売られている。 初期投資は比較的少なくて済むし、ランニングコストは現像・プリント代のみ。
プリントからでもHPに載せる程度の画像は十分キレイに取り込める。 枚数が多いとちょっと手間が掛かる。 費用対効果で言えばオススメ。
フラットベッド・スキャナが高画質・低価格化している中で、あえてフィルム・スキャナを選択するのであれば、明らかに高画質で取り込めなければ意味がない。 そのようなスキャナは実売\60k以上するので、初期投資がかさむ。 ランニングコストは現像(・プリント)代のみ。
画質的には最も高画質で取り込める(可能性がある)。 スキャン時の設定も細かくできる。 反面、使いこなしが難しいかも。 枚数が多くてもAPSなら一本丸々自動で取り込める。 ICE(ゴミ・キズ除去機能)を使う場合は、PC本体のCPUパワーが要求されるし、メモリも最低512MBできれば1GBは欲しい。
フィルム・スキャナはメーカーや製品によって発色や階調表現のバラツキが大きい。 高価格なものなので、購入時は各種掲示板などの使用している人の意見を参考にしたい。 自分のフィルムで試すことが出来ればベスト。
むかーし、会社で EPSONのGT-8000(SCSI)とかGT-5000(パラレル)を使っていた。 あの頃からすると、最近のスキャナの性能、使い勝手は隔世の感がある。 USBと写真画質プリンタの普及で、市場が広がったのが大きかったのだろう。
光学解像度が600×1,200dpi(補間解像度 最大9,600dpi)の低価格フラットベッド・スキャナ。 読み取り階調は入力が42ビット,出力が24ビットとなっている。
世界最小・最薄を謳ったデザイン、USBのバスパワーを使うので電源不要と使いやすいスキャナ。 サービスサイズのプリントをスキャンしてHPへ掲載する程度なら、このクラスで十分に実用的だ。
TWAINドライバ側でスキャン時のトーン補正が可能だが、ColorGear(カラーマネージメント機能)がONのときは”トーン”タブが消えてしまう。 それを知らないでColorGearをONにしてたから、ずっとトーン調整できないものだと思っていた(CD-ROM内のPDFマニュアルに書いてある)。 連続スキャンでユーティリティーが落ちることがあるなど、ドライバ/ユーティリティーの出来は今一つの印象(ドライバの更新もあまりない)。 付属のレタッチソフト(Arcsoft PhotoStudio 2000)がイマイチなのも残念。
既に後継製品(N676U)が発売されている。 変化点は、ホコリ除去機能とマルチ写真機能らしい(同梱されるソフトは同じ)。 ホコリ除去機能は、有ったら便利だと思う。 店頭では\9k以下で売られていることが多い。
N656Uに不満があった訳ではないのだが、何故か手に入れてしまった(中古)。 光学解像度 2,400×4,800dpi(補間解像度 最大9,600dpi)、読み取り階調が入出力48ビットという、発売時点での(現在も)Canonのハイエンド機。 透過原稿読み取り装置(FAU-S13)がセットになったD2400UFという機種もある。
Canonのスキャナは、型番にNが付くのが読み取りにCISを使ったスキャナで、Dが付くのがCCDを使ったスキャナとなる。 CISは消費電力が少ないので、電源が不要(USBバスパワー)で本体を薄くできる。 逆にCCDは外部電源が必要だし、光学系があるのでどうしても厚くなる。 N656Uは、使わない時は立て掛けて置くことが出来たが、D2400Uではそれも不可能。 置き場所の確保が必要だ。
TWAINドライバは、基本的にはN656Uと同じ。 しかし、何故か自分の環境では、任意の読み込み領域の指定ができない(L判横などあらかじめ登録されているものを選択することは出来る)。
付属のレタッチソフトは、Abobe Photoshop 5.0 LE。 Elementsとは違って、入出力48ビットに対応している(但し48ビット時は、色調補正などは可能だが、トリミングは出来ないらしい)。
試しにL判を2,400dpi、24ビットで取り込んでみたら、BMPのファイルサイズが288MB(!)。 メモリー512MB積んでてもスワップの嵐だ。 どうせHPに載せる写真はサイズが小さいし、JPEGの圧縮率も高いので、2,400dpiでスキャンなんてしないのだが(と言いつつ、メモリー1.5GBに増強する自分)。
N656Uとの比較は、スキャナ比較を参照のこと。
フラットベッドで十分とはいえ、やっぱりフィルム・スキャナが欲しい今日この頃(笑)。
色々とWebを漁ったところ、評価が高いのは国産ではニコン、次がミノルタ。 イマイチなのがキヤノン。
フラットベッドでも同じ傾向だが、フィルム・スキャナの場合は特に、暗い所が潰れ気味になるようだ。 そういう意味で、入出力48ビット(各色16ビット)をサポートしたスキャナが望ましい。
入出力48ビット、Digital ICE3を搭載した MINOLTA DiMAGE Scan Elite II。 2001年10月末に発売されたばかりなので、実売\65kと高嶺の花。 もう少し値段がこなれるまで待つつもり。 実はAPSアダプタ(AD-10)は購入済みだったりする(爆)。